私の花図鑑          花の里日記  2020.4.25   429


          土曜日  (晴れ)  初めての事

 今日は快晴。
少し寒い風がまだ西から吹いている。
まあなんとかなるかなと山の別荘地に向かった。
この辺りの山はもう新緑。
新芽が赤、黄、グリーン、薄緑と変化が多色で美しい。
道を走っていて目につくのは小葉の三葉躑躅のピンクの花。
走っていてもなにか春らしい。
今日は道を遠回りしてダムを経由して山の別荘地に行った。
ダムサイトの国道沿いは野草の白い花があちこちで満開。

    
シャクの白い花


対面するダム傍ではオノエヤナギのグリーンの葉が茂っていて見事である。
周りの山ではまだ山桜が咲いていて、葉の赤と花の薄ピンクの色が対比していて面白い。

    
自然林の山桜


野草で目立つのは一輪草である。
ここの花は少しピンクがかっていて綺麗。
それが道路の斜面の砂地に集団で生息していて、何か生命力を感じさせる。

    
一輪草


今日は現地付近に着いたのは昼前であったのでまず花の里に行った。
まず咲き終わった水仙の花を切って種に栄養が回らないようにした。
それで昼になり、のんびり食事。
今日は炬燵(コタツ)に入らないでも良かったのだ。
午後は山の別荘地に行き、野草園へ入る道(舗装していない)の整備をしていた。
野草園では濃い紫色のキランソウがあちこちで咲いていて美しい。
ここでも一輪草が咲いていた。
湿地では姫立金花西洋立金花が咲き出していた。
それとまだエンコウソウが大きな黄色の花を咲かせている。
エンコウソウはここの環境が合うのか大分枝を伸ばして元気。
ここの傍の林の中ではムシカリの白い花がまだ落葉したままの木の中で咲き始めた。
旧の野草園では鈴振りイカリソウの白い花が咲いている。
渓流の周りではバイケイソウのグリーンの集団の新芽が美しい。
食べたら美味しそうなのであるがこれは毒草。
で侵入者にも取られないのである。
他に珍しい花では猿面海老根(さるめんえびね)の花が咲き始めた。
この花ももう一本だけになってしまった。
他は皆盗まれてしまったのだ。
渓流に植えていたワサビもそうで2本小さな株が残っているだけ。
田舎は生活苦の人がいるのであろうが残念。
ここの山ではいつもコンコンとキツツキ(アオゲラか?)が木を叩く音を聞かせてくれる。
他にも名前がわからない小鳥も鳴き声を色々と聞かせてくれるのである。

 今日も帰りにのんびりと入浴した。
もう夕方には暖かくて窓を開けて露天風呂気分。
花の里の近くの田ではキジの雄(親子であろうか?手前が親のようだ)が二羽で仲良く餌をつついていた。
普通は一羽なのに珍しい。

    キジの雄2羽


 帰り道で大きな動物が先の国道に見える。
近づくと鹿の雌であった。
すぐに山に逃げ込んだのだが、ここで鹿を見るのは生まれて初めて。
鹿が生息すると野菜を軒並みに食べられてしまう。
なにか大変そうになってきた。
鹿は数年前にここの山の別荘地から東北にある太田川沿いで見かけた事があったのである。
いよいよ鹿も広島の西部まで進出し始めたのか?
これは大変。

 別の話になるが花の里の管理棟に行くといつも南の窓に二つ星のテントウムシがいて外に出してくれ
と言っているようで、いつも5匹位を外に投げ出すと不思議だが羽を回転させて飛んで行く。
中にはうまく羽を広げられず地面に落ちるものもいる。
カメムシも同じように止まっているがこちらは増えたら困るのでそのままにしている。
テントウムシが窓にいなくなるのはいつの日になるであろうか。

     追加で 4月27日

 旧の野草園で錨草(いかりそう)のピンクの花が咲き始めた。
鈴振り錨草の白花とで花比べだろうか?
それと道端で筆竜胆(ふでりんどう)の青い花が小さいのだが沢山咲いている。
普通の年の半分位の大きさである。
それでも野草とすると可愛いのである。
このところ乾燥がきついので今日は花の里の花たちに水を撒いたのである。
花の里の花たちも乾燥と気温の変化が激しいのでか、どの花も小さいのだ。


 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム