私の花図鑑          花の里日記  2020.4.2   428


          木曜日  (晴れ)  山の春

 昨日はきつい雨の日だった。
夕方には止んだがそれに代わり強い風が吹いた。
今日は晴れたのだが風は結構吹いている。
最近は山桜や染井吉野桜をいつも見ていて楽しかった。
田舎が幸いしている今日。
で今日は山の別荘地に久しぶりに出かけた。
現地に着くと早速、荒れている入口付近の道を綺麗にしていた。
しばらく動いていて時間を見るともう12時前であった。
今日は行く道にあるコンビニ店で買った弁当である。
スーパーはコロナウィルス防除の気持ちがあり、なるべく行くのは最小限にしておこうと思うのだ。
でも結構美味しい。
私は弁当とそれから野菜の煮物をいつも買うようにしている。
栄養のバランスを考えているのだが。
のんびり食べているとキツツキの枯れ木を突くコンコンと言う大きな音がする。
彼らは本格的に動き始めている。
そう言えば里山の田で良くキジの夫婦を見かける。
彼らは人間を見てもそんなに驚かずにゆっくり遠のくのである。
人との共生を心得ているようだ。

 午後からは風が割りに吹かない野草園に行って落ち葉や枯れた雑草等を整理していた。
ここの湿地に植えたリュウキンカ(立金花)の仲間のエンコウソウ(猿猴草)が今元気に咲いている。
九州の阿蘇方面の野草園で買ったものであるがようやくこの地に根を張って元気に咲き出した。
以前に猪に根を荒らされてこれは大変と、近づけないように枯れ木等を沢山配置したのが効いたようだ。
ここの上部の水際に植えたハルトラノオ(春虎の尾)もようやく繁殖し始めて花を沢山咲かせている。
花は小さ目で白くて野草らしくて可愛い。
別の場所にはカタクリ(片栗)がようやく7本位になってピンクの花を咲かせている。
この花も野鳥や小動物に食べられるのでやはり枯れ木を沢山配置して近づけないようにしている。
でようやく繁殖を始めたばかり。
種で繁殖した株はまた小さい葉だけである。
花の里にも一本カタクリがあり花を咲かせている。
他には旧の野草園で白いミスミソウ(三角草)が咲き始めた。
株は古いので沢山花を咲かせている。
これもようやく繁殖を始めているのである。
思うに野草が繁殖するには長い時がかかるのである。
他にはスミレの類が小さいピンクや紫の花を咲かせ始めた。
ようやく山の春が本格的になってきたのだ。
待ち望んだ春。
今年は何かキブシ(木五倍子)の花が見事に咲いている。
なんでもない雑木であるのにこんな年もあるのだ。
なんとか焚火をしながら作業し花の里に帰ると、ここでは黄色の水仙の大群の花が迎えてくれた。
レンギョウの木の花もあり黄色が賑やか。
そのなかで地面からムスカリの青い花が出て、やはり集団で咲いて綺麗。
また木の下に植えているミスミソウ(三角草)がようやく繁殖し始めてピンクの花を咲かせている。
ここは寒い地域なので残念ながら桜はまだ蕾である。
今日はのんびり花の里で入浴した私であった。


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