私の花図鑑          花の里日記  2020.5.2   430


          土曜日  (晴れ)  山藤咲く

 今日も快晴。
ずっと暑い日が続いている。
昨日は久しぶりにお客さんを案内した。
山の別荘地は木々の新芽が少しふくらんでいて、それでいて林の中は明るい。
どこにいても気持ちが良い。
行く途中、里山の道ではもう白い木の花が咲き始めて来た。
白いムシカリもだが、上溝桜(うわみずざくら)が本格的に緑の葉をひろげ花を咲かせて来た。
ここの山の別荘地は高地になるので上溝桜はまだであるが。

   
山に咲いた上溝桜


それと川沿いや道沿いの斜面では山藤が集団で薄青色(藤色?)に咲いて覆っている。
また木の上でも同じように覆い、まるで木が山藤のようになって見える。

      
道路沿いの山藤


それと民家の周りにはたまに桐の大木があり、それが同じように藤色に咲いている。
山は新緑で賑やかである。
山桜は咲き終わったのであるが、遅咲きの霞桜がもう所々でちらほら賑やかしに咲いている。
里の民家では人と耕運機があちこちで見られ、付近の田はもう田植えが済んで水をはられたとこもある。
この辺りの農家では帰省した若者が高齢の親を助けて手伝うのが普通となっているのであるが。
今年はコロナ騒動で大都会からの帰省はむつかしそうなのであるが。
でも海岸部の田はもう少し過ぎてからノンビリと植えられるのでそんなに連休はバタバタしていないのである。

 山の別荘地では今年沢山の小鳥が来ていて色々と鳴いてくれる。
昨日はオオルリの囀りが綺麗であった。
今年は鳴き声が色々と多様で小鳥の名前の判別がむつかしい。
それと今年は雪が少なかったのでずっと林の手入れをしていて動くのが当たり前になり、つい動きすぎる。
で帰ると腰が痛くなったり、また山を上がり降りすると息が切れてくる。
そんな事なので最近は景色を楽しんだり、渓流の手入れをノンビリしたり、野草を色々見て歩くようにしている。
旧の野草園ではいま錨草のピンクの花が満開である。
なかなか華やかな花である。
この花を強い酒に入れて強壮剤に利用出来るそうである。

    山の別荘地の地面に咲いた筆竜胆(ふでりんどう)


 花の里ではもう水仙の花が終わり、ようやく5月に咲く花に変わり始めた。
木ではようやく山吹が咲き始め、桜草やフロックス(蔓花忍)、アジュガ、ムスカリ等が咲いている。
ここでは遅咲きの千重の枝垂れ桜が今咲いている。
すべてが里山よりは一月位遅いのである。
気温はもう20度を越していて入浴していても窓をあけて露天風呂気分を楽しめるのである。
今年は別荘に来る人も多い。
これもコロナ騒動の影響であろう。
大都市もこれからは人を過疎地に分散して戻し、今回のような病菌の蔓延や大災害から人々を守らないといけない。
大地震もそのうちに来そうでしっかり対策を考えないといけないと思う。


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