花の里日記 2016.7.2 295 土曜日 (くもり) 梅雨の中休み 今日もどんよりした曇り空。 街では街路樹の夾竹桃の紅い花や道路沿いの唐鼠糯の黄クリーム色が賑やかに咲いている。 また南京はぜの鮮やかな黄色の紐の花も釣り下がり咲いている。 堤防では合歓の木のピンクの花が鮮やかに咲きだした。 夏も近づいて7月らしくなっている。 そう言えばまだ紫陽花も花盛りで梅雨中咲いている感じで日本らしい花であると思う。 病気にも強くで作りやすい。 伸びすぎないように花後に刈りこむと良い。 事務所の庭では相変わらずモナルダのピンクの花が咲き続けている。 別名でビーバームと言い熊ん蜂などが訪れていてこの花から離れない。 ぶら下がって蜜を吸っている。 そう言えば少し前まで花の里に植えている瓜の木の人形みたいな花にやはり熊ん蜂がぶら下がって蜜を吸っていて離れない。 また事務所の庭に咲いている大金鶏菊の黄色い花には色々な縦羽蝶がとまってのんびり羽を開いたり閉じたりしている。 またしじみ蝶も色々飛んで来る。 あまり蜜は無さそうであるが花粉は多くてまた黄金色なので保護色的なのを好むのかも知れない。 昨日はここの庭の上に赤トンボの集団が現れて飛び回っていた。 ようやく出現した感じで私にはとても嬉しい事である。 彼等はブヨや蚊を食べて呉れるので好きなのである。 その点ツバメは私は近頃あまり好きではなくなって来た。 彼等はトンボを捕まえて食べるのである。 それと事務所の玄関の周りに泥を付けて巣を作ろうとするし、また糞を撒き散らす。 昔は可愛いなと思っていたが今は嫌である。 数日前になにげなくTVを見ていて最近に無いとても興味を引く良い放送があった。 それはNHK地域づくりアーカイブ。 内橋克人さんが解説者として出演されており懐かしさもあった。 彼は日本の新しい未来社会を創造する人だと以前から思っていたがさすがである。 最近はTVのニュース解説などに出ていないので寂しかったのであるが。 その時の放送では古びた田舎の地方社会を再構築出来るように発電や加工場、道の駅作りをし、また農業の革新をし、問題となって いる幼児教育や老人の介護を見事にしている。 そうする事により、そこの田舎の資金が都会に流失しないようして、またしっかりお金が巡回してそこの地域を再活性化させている。 そこの地域の特性に合う食料などの特産品も作っている。 私は特に発電についてはその地域に合う風力や地熱、太陽光、水力、海の潮流、また間伐材や廃材等を利用したものに原子力から 変えていかないといけないと思っている。 そうすることにより地域の雇用を大幅に増やして、また未処理で放置されている原子力発電の放射能廃棄物を無くすようし、危険な 原発を完全に廃止する事が可能となって来るのだ。 古びた日本の行政改革を速やかに大幅に実行し、これから豊かな未来社会を作らないといけない。 昔から日本人は少ない食料や危険な自然災害から、努力して生き残って来たその知恵を生かし新たに作り出そうではないか。 未来を展望すると私にはそう思える。 東京都の行政等の実態はまるで情けないものであり、これは今の日本全体の鏡であると思った。 昨日はなんとか雨が降らないので久しぶりに山の別荘地と花の里に行って来た。 その日は南風が吹いて湿気が多くて蒸し暑かったが山の気温は24度位でなんとか作業はスムーズに出来た。 作業は進入路周りの草刈りでこの春に一回刈ったのであるが二回目である。 今年は草や木の伸びようは異常なものであつた。 なんとか一部分だけでも作業が済んだので、それではと野草園に行って見るともう小紫陽花は実になっていて青い山紫陽花が満開である。 近くには京鹿の子も赤い花を咲かせ華やか。 手前には青い靫草(うつぼぐさ)の集団がありまた白い蛍草も大きな袋をぶら下げている。 岡虎の尾もあちこちで咲き始めた。 今年は湿地に生えている乳茸刺(ちだけさし)は雨が多すぎたのかまた日当たりが悪すぎたのかまるで花を咲かせない。 花が咲くのは少し先になりそう。 道傍等でも保護している鳥足升麻の白い花があちこち綺麗に咲いて増えてきている。 もとからそこにあった花なのでそうであろうなと思う。 また白い銀梅草も咲き始めた。 この花もこの地域にわずかであるが生えている花である。 また青い九蓋草も花を咲かせなんとか増えて来ているがこれには小さい甲虫が芽を食べたりするので困っている。 なんとかもっと増やして賑やかにしたいと思う。 そうそう。 排気ガスのせいの温暖化か、また長期的な気候変動化のせいか知らないけど野生生物が極端に増えて人の生息域まで進入しており、 熊や猪の被害が多発している。 これは極端な自然生物の保護も原因であり、昔は猟師がいてうまい事自然のバランスを取っていたのだ。 猿やヒヨドリやサギなどでも狩猟させない為に果物を作ったり魚を養殖する人たちが困っている。 それで人が逆に囲いを作ってその中で生活するあわれな状況である。 何事も程々の規制で十分であると思う。 まず人が安心して暮らせる事が一番であろう。 花の里に帰るといよいよ夏の到来を予測した感じでフロックス (おいらん草)が咲き始めた。 また熊本で買って帰り植えた花忍がたった二本であるが生き残り咲いている。 他には内田ひまわり、リシマキア ファイヤークラッカー、立葵、ぎぼうし、半夏生が咲いている。 また草原では大天人菊やアメリカ菊が咲き始めていよいよ賑やかな夏の花たちが勢ぞろいしそうであり楽しみ。 こんな夏期待の私の生活である。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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