花の里日記 2016.7.8 296 金曜日 (雨) 雨の歌 今日は雨が激しく降り、窓から外を見るとまるで窓のガラスに雨の水滴が沢山ついてマダラ模様。 見ていてそれは人の涙雨見たいだと思った。 人には嬉しくても淋しくても涙が出るものではある。 私には思い出でも出てくる事もある。 外は緑一杯であるがそれがぼやけて見える。 見たくないものが消えて見え、ぼやけた緑が美しい。 雨の歌は数多くあり、しっとりしていてこんな時に聞くとなにか落ち着く。 バーブラ ストレイザンドのアルバムにウェットという素晴らしいCDがあったがその中にウェットとかキッス ミー イン ザ レイン、ナイヤガラ等 があって素敵だった。 それは販売されたのが1979年で、もう37年も経っているのに私の心では色褪せもしていない。 音楽と言うものは人が死ぬまで楽しめるものではある。 昨日の朝は曇りだったが気温が高くて嫌な日だと思い、それでは涼しい所へ行こうと吉和の山の別荘地に出かけた。 吉和近くの道ぎわにはもう糊空木が薄クリーム色の花を木の枝先一杯に咲かせている。 今年は咲き方がなにか美しい。 また川沿いにはネムの木のピンクの花が豪華に賑やかに咲いている。 といってもこの花は夕方が見ごろで、帰りには満開に咲いていた。 もう一つ夏椿も満開で白い花を道に沢山落としていた。 夕方のネムの花 一夜だけの花 花の里では桔梗や河原撫子やヒヨドリ草が咲き始め、またオミナエシも茎の先に蕾をふくらませて秋の七草の揃いそうな雰囲気。 でも萩や葛やススキはまだまだではある。 花の里の草原でもあちこち花が揃い咲き始めて大分賑やかになった。 草原中に増えた小鬼百合が咲くと豪華なのであるがこれはまだ。 少しここの道や草原の整備をして山の別荘地に向かった。 花の里の河原撫子 花の里のギボウシ 花の里のヤブカンゾウ 花の里の花壇 メインはホリホック 紫色はクガイソウ 昼から山の別荘地に行き入口の門回りの道路の草刈りを始めた。 下部は数日前に綺麗に刈っていた。 草刈りと言っても道路沿いには低木の新枝も交じっていて、今年の草や木の伸びはすごく連年の倍以上である。 これでは夏に台風が来て強風が吹くと枝折れやら倒木があって大変かなと思う。 道路沿いの草刈りはビニールの紐で最近はしており若木の新枝を切ると紐は切れやすい。 度々に紐の延長作業をしないといけない。 それと刈った草や木の新枝をかき集めてこれを処理しないといけないし、また残ったものをブロワーで吹き飛ばし道を綺麗にする。 側溝に落ちたものは金属の熊手でかき集めてこれも処分。 腰を曲げての作業なので結構疲れる。 疲れれば木陰の涼しいアスファルト上に腰を下ろし冷たい水を飲み、変る季節の自然を眺めながら小鳥たちの囀りを聞き休む。 もう時々ヒグラシの鳴き声がまるで漣(さざなみ)のようにして来る事もある。 気温は26〜27度位で事務所のある町の気温が32度位あるのでまだ外の作業では楽である。 汗をぬぐい体温が冷えるとまた作業。 私はこの夏の運動ならぬ作業で健康に若く体を鍛えているのだろうと思う。 好きな事をして生きていくのは嬉しい事ではある。 今日はこの辺りから離れられずに残念ながら野草園には行けなかつた。 今は夏に涼しい場所で勝手に自分のやりたいことを出来るのが一番と思っている。 暑い夏は風の通る涼しい場所でこの林(森)の手入れをするのが好きになっている。 たまに強烈な暑さが来ると近くの渓流に行き水浴をするのが良い。 西中国山地の渓流では水温が低いので10分も水につかっているとすぐに出たくなる涼しさである。 今この山ではもう木の花のりょうぶが白い花を咲かせ始めている。 そうそう花の里では私の好きなクサギの花が咲き始めていた。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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