私の花図鑑          花の里日記  2016.6.20   №294


           月曜日  (雨)   間違い

 今日は早朝から雨の降る強い音が聞こえてきた。
雨は止むこともあるがまた降り出して来る。
さすがに梅雨入りではある。
庭のモナルダの小軍団がピンクの花を咲かせ始めた。
最初は多色あったのだが、いまでは紅色とピンクだけになってしまった。
若い花を紅茶に入れて飲んでみた。
柔らかな香りがする。
乾燥させたものを飲む感じとはどこか違う。
ハーブはこういった変化が楽しいのであろうと思う。

 数日前に庭の草の中に小鳥の幼鳥がいた。
そばに行っても逃げないので捕まえてみると手をつついたりして結構抵抗する。
しばらくして動かなくなったのでもう寝たのかなと思って見てみると足を伸ばして全然動かない。
私は虫を与えるかして元気にしてやろうと思っただけなのに。
あとでネットで調べてみると小鳥などはショック死することがあるそうだ。
私は小鳥を時々飼っていたりしていてこれは初めての経験であった。
可哀そうであった。

 こんな雨の日、落ち着いた時間のある日なのでつい、今までの世の変化を考えてみた。
参議院選挙も近づいている。
この日本が世界の手本になるように私たちは懸命に働いて来た。
ようやくそれが実現しそうになってきたとき不況がやって来た。
その原因は経済がバブル状況になっていたのに政治家がなにも対策を講じなかったせいである。
この時期の銀行のめちゃくちゃな融資はひどいものであった。
またそのバブルの処理を政治家が見誤った為に現在までの長期な不況になっている。
あれから二十数年たつのに行政改革や政治の改革もまったく手をつけていない。
相変わらず天下りの多い変な公共団体があちこちに見られるし、また高速道路の料金も上げられてまったく下がらない。
料金が高すぎるので運輸関係者は無理な勤務をするようになり、事故で死亡する事件も増えている。
一番の間違いは時間労働者(パートタイマー)を認めて増やした事である。
時間労働者は安い賃金で働かせられ、また企業からは年金や保険の給付がまるで無い。
全部安い自分の賃金から吐き出されている。
企業は正規の雇用の労働者をどんどんと減らしていて高利益を得ている。
私たちの夢である国民皆年金や皆保険はいったいどこに行ってしまったのだろう。
もうヨーロッパではその制度が実現していることではある。
幼稚な政治家はこういう時、敵対国との紛争を持ち出して国民の目くらませをする。
それで軍事費用はむだに膨らむ。
若者はこういった目くらましには特に注意である。
また都知事みたいに口で言う事と実際の施策等が真反対な事をする政治家も今は多い。
よくよくこの参議院選挙では人間性をよく見極めて投票しよう。
また政治家の悪行を監視する選挙民の新しい制度が必要かなと思う。


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