私の花図鑑          花の里日記  2021.3.1   451


          月曜日  (晴れ)  人さまざま

 ようやく3月。
春の気配がしてきたので最近は山の別荘地の整備に出かけている。
雪は数日前に降ったのだが二日間、雪の融けるのを待っていたら雪はなくて楽に山に登れた。
山の下の部分の日当たりの良い場所ではフキノトウが数株出ていた。
また南向きの場所では白文字の木の蕾が見える。
野草園は北東向きの場所なのでまだ雪が一部残っていて野草たちの動きは見えない。
そう言えば花の里でもまだで、1種類だけであるがスノードロップがパラパラと白い花を咲かせた。
これはこの球根を人か動物に一部取られたためである。
木々や野草ではまだこの位である。
一つ珍しい事が起きた。
それは昨日の事であるが大きな鷲みたいな鳥が空をゆるやかに舞って近くの枝にとまった。
丁度私は車の中で食事中。
その鳥は頭の部分が黒と白なのである。
昔、ミサゴを見た事があったのだが少し違う。
それとミサゴは海や池などの水辺が好きな鳥でこんな山の林に現れる事はないのである。
少し目を離していたらもう姿は見えなくなっていた。
帰って野鳥の図鑑を見たら大鷹であった。
さすがに立派な野鳥であった。
見たのは短時間であったので写真は写せない。

 私はここへ来ると林の中や道路周りを整備して綺麗にしていた。
もう林の中は見通しが良くなって歩くのも楽になっている。
自然が安定しているのである。
林の中で目立つ大きな柴栗の木も少し伐採したので林のバランスが良くなっている。
その木でシイタケを栽培すれば良いのだがどうも栽培するパワーが無い。
雪で折れた木などを伐採したりしてのんびりと作業した。
また地面近くに多く茂る常緑のアセビの木も目線の見通しや歩行を妨げるものを切っていた。
するとすつきりするのである。
今年はミヤマシキミの赤い実がまだ残っている。
一昨年は盗人が入ってきたのであろうか、沢山なった赤い実がまるで無くなったのであつた。
それと去年の春はこれも見事に沢山咲いた筆竜胆がまるで無くなったのだがこれも盗人かも。
で去年の秋にここの別荘地の入り口にカメラを設置して警告の看板をつけたのである。
それでなんとか今年のミヤマシキミの赤い実が残ったのだ。
人間社会はこんな田舎でも大変。
そう言えば昔にワサビの苗を買って20年位、渓流で育てていた。
ようやく大きくなって花が咲き出してからだが、ワサビの株をみんな抜かれて取られたのであった。
息子が設置してくれた今回の看板でようやく自然保護が出来るようになり安心したのである。

 近くの別荘地に来ている人と話すと今日からヤマメの魚が解禁だそうで釣りに行ったそうである。
帰りに見ると外の焚火場で薪を沢山燃やしていたので初収穫があったのであろう。
こんな一日であった。

     3月5日 追加で  春の知らせ

 今日、花の里に寄ると花壇にクロッカスの白と青の花がもう咲いていた。
葉はまだ出ていなかったのだが。
それと木の下などの暖かい場所にクリスマスローズが数株ほど咲いていた。
もう陰に残った雪は見事に消えていた。
季節の変化は早いものではある。

     3月9日 また追加で

 今日は丁度良い気温で山に行き、林の中の通路を整備していた。
帰りに花の里によるとミスミソウが青い花を沢山咲かせていた。
早春に咲き、寒さに強い花ではある。
種からか?少し株が増えている。
クロッカスは花の集団も咲いている。


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