私の花図鑑          花の里日記  2021.3.31   №452


          水曜日  (晴れ)  黄砂の春

 この所、雨の日を除き山の別荘地の道の整備に行っている。
2日前には中国から黄砂が吹いてきてどうも作業がしにくかった。
ここの山は北風が前面の北の山に当たりこちらには吹いて来ない。
で黄砂は直接には当たらないのだが間接的には影響してくる。
なんとか動いて作業していたのだが調子はもう一つ。
どうも頑張れなくて作業の進みが遅いのである。
まあ春なので呑気にしておれるのであるが。
まだ木の新芽は小さくて林の中は見通しが良い。
景色も良くて太陽の照射も適当なのである。
今日は野草園の途中に植えていた片栗がもう八つ程、ピンクの花を咲かせていた。
まだ3月なのに不思議。

     
芽を吹いたばかりなのに、カタクリは花を咲かせた


まわりの地面には種が飛散したのか小さな葉を伸ばしている。
なんとかカタクリ園にしたいのだがどうなる事やら。
そう言えば花の里でも黄色の水仙があちこちで満開。
ここの吉和の地区の名物になっている花なのであるが今年は半月ほど開花が早い。
それと同じく黄色の連翹(れんぎょう)の木の花も満開で花の里は不思議と黄色の花ばかり。
今年、どちら共に咲いた花の黄色は鮮明で素晴らしかった。
他の別荘地に植えてある木蓮(もくれん)の白とピンクの花が中にあるのだが。

 でも山の野草園の中心には、まだ花はまるで咲いていない。
だけど一か所、道の上の湿地の中に猿猴草(えんこうそう)の株が猪に荒らされても負けず
何とか残っており黄色の花(径が5~6cm)を伸ばした茎の先にあちこち見事に咲かせている。
葉の緑と鮮明な黄色の花が綺麗である。
この花はここの環境に合うのであろうと思う。
隣に西洋立金花も咲き始めているのだが花が小さくて淋しい。
肥料をしっかりあげて元気づけないといけないなとは思う。
こちらは湿地でも地面に生える花なので猪に荒らされると負けてしまうのである。

 今日は友人が来たので帰りにフキノトウを採取していた。
フキノトウはもう花を咲かせ始めていて今日が採取も最後かなと思ったのである。
友人の彼は持ち帰り、テンプラにすると言っていた。
野草を食べるのは楽しいものではある。
今年はまだ芹やクレッソン(オランダがらし)を食べていない。
残念。
行き帰りの里山では山桜や吉野桜が満開で田や山の緑とマッチして見事である。
ドライブをしていても本格的な春を楽しめるのである。
今日は黄砂も吹かず快適な一日であった。

  
太田川沿いの堤防には吉野桜と、また川には猫柳の集団が緑に輝いていて美しい  山には山桜


        
太田川沿いの民家では菜の花が咲き、バックの山は新緑である  もう春爛漫


 追加で旧の野草園にミヤマカタバミの白い花が沢山咲いていた。
可愛い花でこちらでは標高800m以上の少し高い山の林内に生えるのである。
春早めに咲く花だ。


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