私の花図鑑          花の里日記  2018.7.22   364


              日曜日  (晴れ)  自然と私

 昨日今日と仕事が入らないのでのんびりと山の別荘地に行っている。
今朝もムシムシと暑くて事務所にはいたくないである。
事務所の庭では日日草が一本生き残って派手に咲いており又ガウラの白い花がある位。
朝のTVも面白くないので早速に山の別荘地へ出かけた。
空を見上げると青い空に真っ白な雲が湧き出て直視出来ない位に輝いている。
10時半なのにもう太陽は真上である。
車のクーラーを頼りに走って行く。
今年は外に出ていて暑いと車の中に逃げ込み、クーラーで涼むのが普通となっている。
それで何とか外の作業が出来るのである。
行く道ではもうネムの木も花が少なくなっているがリョウブの白い花が盛りで目立つ。
それと道ではサイクリングの若い人たちが沢山走っている。
この暑い道を元気に走っていて感心する。
さすがに若さではある。

 山の別荘地の林の中では気温が27度でそんなに暑くはない。
ここと町では6度位、温度差があるのである。
でも体を動かすと汗が顔からにじんで出てくるのでタオルは必携である。
それと舗装道路周りではアブの群れが飛んで来たりする。
飛んで来ると用意しているハエ叩きで退治しているのだ。
今日は道の枯れ葉や落ちた枯れ枝をブロワーで吹き飛ばしていた。
汗をかくと渓流の中に降りて水の中の枯れ枝等を取り除き、中の小石等を整理していた。
ここではたまに糸トンボやオニヤンマ類が飛んで来る。
それと渓流の中には小さい赤カニもいる。
流れる水が冷たくて、ここはアブが来ないので楽である。
木の下をふと見ると葉が2枚ありそれから長い花茎を出して白い花が沢山咲いている。
それは蘭科の連れ鷺草であった。
すごく地味である。
だから人に取られないで生き残っているのかも。
それと地面に茂った緑の葉の中で小葉の冬苺の小さな赤い実が沢山あり目立つ。
それはあまりに小さくて食べる気にもならないが見ていて美しい。
野鳥はカッコウと鶯が鳴いている位で淋しくなっている。
時々セミの日暮しの声が林の奥からする位である。
今日は蚊があまり来ない。
涼風が吹いているからであろうか?
それともトンボが蚊を食べて呉れているのでは?
ここの山ではカラス山椒の薄緑の花がリョウブの花と共に目立つ位で一面の緑だ。

 適当に作業を済まして花の里に帰った。
ここでは花壇で夏の草花たちが色々と賑やかに華々しく咲いている。
草原ではオミナエシが黄色の花を一面に咲かせている。
それに野草化したグラジオラスのオレンジの花が沢山咲いている。
またアメリカ菊の青い花も集団で咲き出している。
小鬼百合は長い茎を伸ばして今は蕾である。
大反魂草(オオハンゴンソウ)も野原の奥の隅で群れて咲き始めている。
木の花ではムクゲが茂って花をつけ満開。
まだ紫陽花(アジサイ)も咲いているし、藪手毬も真っ赤な実を沢山ならせている。
それと臭木(クサギ)の花も咲き出した。
蝶の集まる紫のブットレアも咲き始めている。
花の里は今が花の見頃でさすがにここは高原であるのだ。

   
門の入り口を見返す  もう花の里も庭木が育ち森みたい
   ウグイスや日暮しも庭木の中から声が聞こえる状態になってしまった




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