私の花図鑑          花の里日記  2017.12.15   339


              金曜日  (晴れ)   島々

 金曜日は呉沖の江田島(別に繋がっている能美島がある)に行って仕事を済まし、島の西南海岸を
帰りに走っていたがそこは沖美町と言い、海からずつと斜面で農地や民家がありその上は山地。
さすがに沖美と言う名前通り西の海の眺めが美しい。
間に瀬戸内海をはさんで向こうには岩国市と連なる本土の山並みが見える。
中には緑の島々が浮かんでいかにものんびりとしているのだ。
岩国方面には石油コンビナートの煙突から出ている白い煙が何か所か見えている。
日本の戦後成長を支えた第二次産業がいまでも健在であるのだ。
岩国市の南先は米軍基地となっており、今の岩国市はこの国からの補助金で成り立っているようだ。
今では米軍の飛行機がこの海上を飛び回っている状況。

 この辺りは農業(畑作やみかん栽培)や漁業でなりたっているのか、なにか昔の面影が残っていて
見下ろす瓦屋根の家並みも美しい。
冬なのに暖かく農地も緑一杯である。
のんびりと午後過ぎの景色を眺めていた私であった。

     
左は次に行く周防大島だが写っていない  右は岩国市  その右には宮島が見えるが写っていない


 それからの帰りは倉橋島を経由して音戸の瀬戸を渡り、今まで通っていなかった呉市南の半島の
山の上にある音戸の瀬戸公園を経由し三津峰山や休山を経由して呉市の中心部まで帰った。
この道路は景気の良いバブルの時代に作ったと思われるものであつた。
でも山の上を走っているのでなかなか眺めが良い。
平日なのでか車はほとんどおらず山歩きの人たちを数組見かけた位であった。
音戸の瀬戸公園は東西と南が見はるかせて眺めが良かった。
西北には呉市、その先には広島市がある。
南には音戸の瀬戸や倉橋島が見える。
倉橋島の南の港は昔、瀬戸内海交通の重要地であつた。

  
音戸の瀬戸には橋が二つもあり手前は新しい橋である  渡った島が倉橋島


  新しい橋から古い橋を写している


東南には瀬戸内海をはさみ遠く四国が見えており石鎚山の山並みもある。
船はあちこちと行きかっていた。
西のすぐ下には海上自衛隊の呉基地や造船所、製鉄所等がありここも戦後の第二次産業の隆盛が
見られる。
公園には平の清盛の像も立っていて、音戸の瀬戸をみやっている。

     
逸話に清盛が沈む太陽を扇で呼び返して瀬戸の開拓工事を早く済ませたとの話がある


  
西北方向で呉の自衛隊基地や造船所等が見える  呉市の中心部は写真の右奥で写っていない
  
中央上奥は広島市である
  最近アニメで戦争中の呉の生活を描いたこの世界の片隅にがあり見たが良かった

          (主題歌 悲しくてやりきれない


           
南東には四国の松山方面が見え、上の尖った山は石鎚山か?


しばらく走ると三津峰山の登山口があり200m位歩道を登ると頂上でここは呉市が良く見える。
私が若い時に耐火煉瓦の検定で呉の試験所まで来て材料の耐火度を検査して貰った事を思い出す。
当時呉は工業の最先進地であったのだ。

         
呉市の中心部で繁栄時には宅地が山を登って行った状況がわかる


         
続く  別の呉の日記

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