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花の里日記 2013.5.24 193 金曜日 (晴れ) ゴマギ 今日も晴れて風が吹かずに空気が乾燥して気持ちが良い。 ここの事務所の窓外には大金鶏菊の黄金色の花たちが5月の微風に軽く揺れている。 体も動きやすい感じなので早速吉和に出かけた。 街の木はツツジや皐月、楠、センダン、ニセアカシア等が賑やかなのも地味なのも揃って咲き誇っている。 道路の緑地には雑草の白詰草の花も咲き、花壇の花と共に通行人たちを気持ち良くして呉れている。 5月は花開くと言うがまさにその通り。 途中の道沿いにはもう空木の白い花が満開。 青紫色の山藤の花も川沿いの木を賑やかに装飾して、まるで絡み付いたその木の代わりに主人公のように咲いている。 杉に這い上がった藤は咲くとピラミツド型に見えて豪華だ。 山間部の棚田もようやく田植えが済みそうで綺麗に整備され、どこも水が張られている。 道中はもう初夏模様で、緑一色の山を見てながら気持ち良く花の里に到着したのだった。 花の里では桜草がほとんど咲き終わり、アヤメ科のジャーマンアイリス等青い花が咲き始めた。 また山から持ってきた藪手毬の株が元気に育って真白な花を枝一杯に咲かせている。 それにここの花壇の中心の水木まで白い花を高く咲かせている。 昔子供の頃にラジオから白い花の咲く頃と言う歌を聞いた事を覚えていて、この時期の歌なのだとつい思い出したりしていた。 花の里の花壇には各種の夏の花たちが伸び始めて賑やかだが、雑草も交じり生えているので午前中はそれを抜いたり通路の草を刈ったりしていた。 |
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午後からはまた山に来た。 楽しみしていたゴマギの花がようやく満開で早速写真を写した。 この花も白で香りもしてなかなか良い。 初めてここの場所で幼木を発見してもう10年程度経過したのだろうか。 この付近にはゴマギは無い。 野鳥がこの実を食べてここまで種を運び生やして呉れたものだろうと思い、鳥さま様と思っている。 付近の水木の大木の白い花も協賛加担して咲いて呉れている。 周りには藪手毬、ガマズミ、カマツカも白い花を咲かせている。 男ヨウゾメはもう道に米粒みたいに白い花を沢山落としていた。 |
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野草ではもう大鏡や羅生門蔓の花は終わっていた。 代わりに三つ葉土栗の黄色い花が咲いており週毎にここの主人公は変わる。 今山の野草園の上部の整備をしているが、木の間を刈ると下の見えなかった野草が大きく育ち、こんなにここが賑やかになったのか不思議な気がする。 そこには珍しい花も見られてなぜか楽しい。 やはり山も樹木、野草、昆虫や蝶、野鳥等が一体となり綺麗な水と空気、太陽の光があって最高な環境となる。 地面には落葉した木の葉が散り積もって柔らかだ。 今年はまだ笹百合の白い花を見ていないがそのうち咲くのだろう。 今日も小紫陽花の群落の間の雑木を切り取り綺麗見えるよう整備している。 山は不思議なもので、ある植物が群落を作るとその植物を食べる害虫等が異常繁殖して食べ尽くしてわずかが残りまた元の混成林に戻る。 これが自然のたえまないバランスなのであろうが、私にはこの群落が消えればまた心配。 野草園には以前タラの木が沢山生えていて良く食べたものだが、害虫がやってきて、その大部分が葉を食われて枯れてしまった。 やはり多種多様な生態が一番なのかなと思う。 |
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