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みずき(水木)Cornus controbersa
【みずき科みずき属】分布地は九州以北
5〜6月頃に咲く 粟粒を集めたような十字の白い集団花
やまぼうしと同科 日当たりが良く、湿り気の多い山地に生える
薄めの楕円形の葉で長さ12cm以下 花全体の径は10cm程度
冬葉が落ちる頃から枝や幹が赤く目立つ 成長の早い木
冬の赤い枝は花材やもち花に利用する 木肌を見る 大画像
8〜9月に黒い実がなる しかし実の軸が赤いので赤みを帯びる
その実はヒヨドリたちが食べに来る
12mまでの落葉高木 春に枝を折ると水(樹液)が滴る
熊野水木は水木より一月程度花が遅く咲き、主に暖地に生えるが、吉和村では混在している 庭木には大木となるので植えるのは注意を要する
残念ながら葉は紅葉しなくて枯れて落ちる
水木の芽 やっと膨らみ 春が来る 山帰来
餅花について
鈴木牧之の北越雪譜に、こう説明がある
正月13日14日のうちに門松しめかざりを取り払い、餅花を作り、大神官歳徳の神夷おのおの餅花一枝づつ神棚へささぐ。そのつくりやうはみづ木といふ木、あるいは川柳の枝をとり、これに餅を三角又は梅桜の花形に切たるを、かの枝にさし、あるひは団子をもまじふ、これを繭玉といふ。・・・・・・
参考 小正月の削り花 ヌルデで作る
利用:公園樹、庭木、器具用(こけしに使われる)
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