花の里日記 2004.6.8 51 火曜日 花の道・・・ 今日もまた植えたばかりの稲田の水面に雨がいくつもの輪を描いている。 畠で餌探しをする雀たちも今は電線にとまり様子を見ている。 空には灰色の雲が覆いつくし雨は止みそうもない。 山の上部は傘のように霧かモヤが懸かり、中腹まで垂れ下がってきている。 庭のモナルダの花は、この雨に融けてしまわないようにと その赤い色をより濃くしているようだ。 金鶏菊の花は水滴の重みで今にも折れそうに地面を向いている。 こんな日は何もしないで音楽を聴いていても、一日はゆるゆると過ぎていく。 聞いているバーブラ ストレイザンドのWETのアルバム。 ピアノが雨音のように鳴っている。