花の里日記 2020.7.17 435 金曜日 (晴れ) 魔王 昨日今日と雲はあるもののこちらでは晴れて、気分も良くて山の別荘地の手入れに朝、早めに向かった。 所々ある空の雲は白くて丸く盛り上がり夏の入道雲みたい。 行く道ではネムの木の花がどれも満開で見事。 こんな年はなかなか無かったので日本も亜熱帯みたいになって梅雨でなく雨季になったのかと思うほど。 そう言えば瀬戸内海の島に民家の手入れに行った時、夾竹桃の花は大部分咲いてほとんど散っていた。 葉まで沢山道に落ちていて掃除も大変だったのだ。 地球の温暖化が始まってからずっと異常気象である。 まるで対策は遅れて投げっぱなし。 であれこれ災害もひどくて日本全国に被害が拡がりそうである。 山の別荘地でも木や野草は、葉や茎が伸びるばかりで花は小さく色も薄い。 作業していても自然界の緑の中に埋もれてしまう感じである。 地面には間引いた緑の葉等で一杯になる。 咲いている花も白い花が多くてまるで賑やかではない。 でも花の里では魔王(ルシファー)の真っ赤な花だけが群れて大きく咲き賑やか。 今年は魔王の出しゃばる年なのであろうか? 魔王とはクロコスミアの園芸種である。 花の大きさは例年の倍位。 ルシファー 大葉ギボウシとクガイソウ 人間社会でもコロナのウイルスが人の慢心のスキを狙って中国から世界へと蔓延してしまった。 考えてみると大都会の人間社会が崩壊しそうな感じである。 元来、人間は小さな社会で分散して生き延びてきたのだろうと思う。 現代の大会社が人の世を支配する時代がこれで終り、昔みたいにこじんまりした人間社会が始まる予兆であろうか? 少し前の日、梅雨の雨の合間に県北の湿原に行って見た。 湿原では梅雨明けを思わす花たちが満開で色は薄いのであるが見事であった。 私にはこれが最大の救いかなと思われたのである。 そう言えばまだ山間部では紫陽花の花が素晴らしくて美しい。 こんな開花は生まれて初めてかなと思うのである。 八幡湿原のユウスゲ、チダケサシ、クサレダマ他に沢山の野草が咲いていた 八幡湿原の中の草原に丘トラノオの集団が咲いていた(丁度霧のような雨が降っていて暗かった) 今年のアジサイの濃い発色 今年は白や青も見事な発色であった 里山の小さな渓流でもまるで滝状である 天から与えられる水も多量になると災害を生む こんな世界に私たちは生かされている 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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