私の花図鑑          花の里日記  2017.1.20   309


              金曜日  (曇りのち小雨)     瀬戸内海

 今日は朝から天気は荒れ模様。
夕方には強風が吹き雪も降るとか。
昼前に弁当を買いに行き、あれやこれや食べ物を仕入れて来た。
それとレンタルのDVDも3枚借りて来た。
今は古い作品は1枚100円程度で一週間借りる事が出来る。
昔ビデオのレンタルが始まった時代には1本が700円程度していた。
それも早めに返さなくてはいけないのだった。
時代の進化をこの事でも感じさせてくれる。
まあ明日から道路が凍結しても事務所に籠もれるようにと準備ではあった。
不景気なので出費をなるべく少なくしてスタッドレスタイヤを購入していないのだ。
雪の多い日に外出すると事故にあう確率も増えるし、また雪除けも体力を沢山消耗させる。
吉和の花の里で冬越しした経験があるのでこういう事もわかるようになった。
その代りと言っては変だが暖かい山口県の周防大島に行っている。
周防大島は遠くて今度は高速代やガソリン代が増えて私はなにをしているのか?
その島は瀬戸内海の中央にあり温暖である。

 3日前と2日前にこの周防大島に別荘地の山の整備に行って来た。
3日前はこちらは小雪が舞って道は融けていたがこのあたりは積雪が10cm程度あり外での作業は出来ない。
今日はなんとか体を動かそうとばかり、早めに周防大島に出かけた。
向かう道では岩国あたりまでは雪が舞っていたが周防大島に入ると、もう雪は見えない。
海の風は吹いており波がしらが白いが遠くは見えて広々しており気持ちが良い。
行く道のそばには水仙の群落がところによりあり白い花を沢山咲かせている。
また藪には赤い椿の花も見られる。

ドライブしていてもなかなか気持ちが良い。
現地に着くと焚火をしながら道の駅で買った昼食の弁当をのんびり食べた。
焚き木は沢山あり入れすぎると大火になり燃えすぎる。
付近に着火しないよう注意しながら燃やしていく。
行く道の新岩国の酒屋のそばに巌流の井戸と言うのがありそこで湧き水を自由に持ち帰れるのでヤカンにいつも汲んでくる。
これを焚火のそばに置いていて必要な時に熱い飲み物として利用している。

 山の手入れは大部分が常緑樹林なので枯れた枝や曲がって成長した小さめの木を切って見通し良くしている。
もうそれが山の上まで済んでそこから周りを見るとなかなか気持ちが良い。
山に上がった時、大きな雄のキジがばたばたと飛んで行った。
そこは昔はキジも住む山畠であったようで昔の里人が作業した手を休めて私と同じように景色を眺めていただろうと思ったりする。

 今日は作業していて地元の人が通りかかり、綺麗になりますねと声をかけてくれる。
色々話していると私は今日暇だから手伝ってあげますよと言って呉れたので午後から少し草刈り等の作業を助けて貰った。
やはり田舎の人らしく木や草の伐採は手馴れていて上手。
年齢を聞くと私と同世代であった。
作業を休んで焚火をしながらお茶を飲み、話をしていて魚の話になった。
彼の話によるとこのあたりの湾では去年は魚が取れず淋しくなっていると言っていた。
温暖化が影響して海水の温度が上がったりまた魚を取り過ぎるのも原因かもと話してくれた。
私も都市の排水を綺麗にし過ぎて海に栄養分が流れなくなり牡蠣の生産量が下がっているとの報道を聞いた事がある。
瀬戸内海は温暖で魚が豊富だし段々畑で栽培された野菜や穀物や果物が太陽の恵みで美味しい。
もっと良い所を整備してさらに豊かな地域にしてほしいものではあるが、役人たちがつまらないので残念。
まるで法律の番人化して何も行動を起こさない。
そこで私はイリコの話をしてみた。
ここで売っているイリコは大き目でそのまま食べても美味しいし、またカルシュームも豊富で好きだと話すと彼は私も同感で好きだ。
味噌で味付けして生で食べるとか。
彼はアルコールが好きなのでツマミ化しているのだろうがそれでも気分が良かった。
昔子供の頃に私は魚ばかり食べていたので体がそれを好む体質になってしまったのかとも思う。
その頃はこのイリコが煮物の味付けにオカズの中に入っていて食べるのが嫌であったのだが今では反対。
大人になったからだろうなと思う。
もう一つ。
昼過ぎに近くに車を止めた中年の女性がいて話をすると岩牡蠣取りをするとか。
私もかなり前だがここで冬に岩牡蠣取りをして野外で焼いて食べた事があった。
とても美味しかった記憶がある。
彼女の話では牡蠣は7種類もあるとか。
いま採っている岩牡蠣は小さいらしい。
これも初めて聞く話で興味をひいた。


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