私の花図鑑          花の里日記  2016.11.30   306


              水曜日  (曇り)     紫式部

 明日は雨模様との天気予報。
今日は曇って来たが風が無くてのんびりした朝。
長く山の別荘地に行ってないし、また花の里も冬対策をしておかないといけないと思い出かけた。
道の里山はもう冬景色で田んぼも枯草模様。
周りの山も広葉樹の葉は落ちてわずかに黄色の葉が残っている。
そのかわり昔植林された山の杉ばかりが目立ち緑色を輝かせている。
田舎は公共工事の車が目立つ位で通行量は少ない。
山奥の渓谷に一本、たまみずきの赤い実の木が目立っている位でもう山は寂しい。

 花の里も花壇は枯草模様。
花は紺菊がわずかに青い花を咲かせている位。
ここの別荘地を作って、最初に購入された人たちと一緒に進入路傍に植えた欅が二本大木になり、枯れ葉を落として裸になっている。
当時の人たちは世代替わりでほとんどいなくなった。
のんびりと花の里の景色を眺めながら昼食を取り山の別荘地に向かった。

 山への道はどこも落ち葉でびっしりと埋め尽くされていてなかなか風情がある。
林の中も木の葉が無いと奥まで見通せて自然の広さが感じられる。
初冬ならではの景色だろう。
山の別荘地の道も落ち葉で埋め尽くされている。

           別荘地上部 標高850m


いま目立つのは紫式部の青紫の実である。
これも落葉した林の中ではなかなか美しい。

                   紫式部の実


今日は冬支度でのんびり過ごそうと思い、まずキノコ探しを始めた。
目的はシイタケであるが最初に見つけたのは栗の切り株に生えたクリタケかニガクリタケの赤茶色の集団であった。
小さめでありニガクリタケに似て危険そうなのでこれはパス。
次に倒れたミズナラの木に生えた薄茶色のナメタケを発見。
少し成熟し過ぎたものもあったが一回の食分は収穫した。
中の若いキノコは色が黒い。
寒さにあって黒くなったのかなと思った。
他にはキノコが生えてなく目的のシイタケは皆無だ。

 ここの野草園も枯草色で寂しい。
なかに夏植えたシクラメンが一つ赤い花を咲かせている。
また同じく植えていたプリムラメラコイデスも元気に夏越しして株を増やし葉の緑も元気。
二本とも腐葉土と一緒に持ち帰る事とし、帰ったら鉢植えにして室内で冬の楽しみとした。
こんな事は高冷地の土地がある為で便利である。
山の中央の日当たりの良い眺めも良い場所に移動して、落ち葉を集めてたき火をしながら林の手入れをおこなった。
風がまるでなくて気温は9度程度だがなにか暖かい感じである。
葉が落ちると山の作業は本当に楽。
今年は最近瀬戸内海の周防大島の山の手入れに出かけていたので、ここの林の手入れは少ししかしてない。
でも長年の作業でなかなか風情が増して今日も小鳥たちがまだ鳴いている。
温暖化も影響したのだろうが嬉しい事ではある。
日暮れまでのんびり作業をして花の里に帰り、入湯してからここの管理棟の冬越し支度をして帰る事とした。
初冬の日をのんびりと過ごした一日であった。

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