私の花図鑑          花の里日記  2016.11.12   305


              土曜日  (秋晴れ)     紅葉盛り上がる


 今朝起きると少し暖かいし風は無くて空は青く雲一つ無い。
昨夜のテレビ放送でも県北はすべて紅葉で行楽に良いと言っていた。
宮島の紅葉の盛りとか。
早めに支度をして山の別荘地に出かける事にした。
途中の里山の渓谷では朝霧で空は白かったが消えていく途中である。
出会う車は沢山でどれも年配の人が多い。
若者たちは都会で楽しんでいるのだろう。

 山の別荘地に行き前回の入り口部分の木の後整理を始めた。
前日の雨で地面は少し湿っている。
焚き付けを用意してきたので広い平地部分でたき火も始めた。
落ち葉が沢山あってすごく燃やし易い。
作業が落ち着いたところで昼食。
その後そこからまたワンダーランド化した林の整備に入った。
そこは斜面で雑木が横に倒れていて繁殖している。
それを鋸で切り、手ばさみで整理しながら侵入していく。
つるや枯れ枝もありなかなか手ごわい。
不思議なものでワンダーランドは果てしなくあり、私はぐるぐる回らせられて林を整理している気分になる。
今紅葉は最高で今年は水楢や小楢もモミジと共に赤くなって林全体がオレンジ色。
紅葉が遅れただけに全体が紅葉して見事である。
            
紅葉した水楢を下から見上げた写真


寒さも感じなくて汗も出ないが、動くと疲れがたまってくる。
昨日、体の検査で絶食した為であろうがなんとか動いた。
午後に又クロツグミみたいな野鳥の賑やかな囀りがして来て、私が鳴き真似をすると余計に鳴きだす。
今日は今年秋一番の気持ちの良い日であった。
                   夕景で東方面を見る   地面ではフキの葉が緑


 帰りに花の里で入浴してから、道を変えて羅漢峡と言う国道が曲り曲がったとこから帰ろうと思った。
夕暮れであるけどそこは同じく紅葉の盛り。
いつもは曲り続けるくねくね道は走るのが嫌なのだが、今日はなかなか曲りも気分が良い。
曲がると渓谷全体の景色が見えてキョロキョロしないでも運転出来る。
のんびりと紅葉を眺めて車を走らせていた。
途中の道の駅と日帰り温泉があるがそこは車が一杯であった。
少し下って田園地帯へと入り渓谷を離れて旧の市街地に入る。
そこは昔の本通りだ。
もう商店の大部分は閉鎖されていて時代を感じるが、道路照明のスズラン灯は昔のままで風情がある。
おぼろな月も東の空に浮かび風情がある。
海傍の街に下る峠の処に昔良く行ったカラオケボックスがあるが数年前にここも閉店されている。
時の流れを感じる帰路ではあった。


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