花の里日記 2016.11.5 304 土曜日 (秋晴れ) 秋鳴く鳥 今日も秋晴れで見事な青空。 近くの山の峰では一本一本の木の形まではっきり見えている気がする。 今日は夕方仕事の打ち合わせが入ったけど時間があるので昼前から山の別荘地に向かった。 今日は少し長い距離にはなるけれど気分を変えるため別の道を行こうと思った。 途中に賑わう古い湯来温泉があるが、そこを通過して川傍の国道ををさかのぼって走る。 こちらの道は未改良の区間が処どころあり道も狭くてくねっている。 民家が山際に建っていていかにも里山ではある。 西中国山地の里山はわりに急な斜面の川沿いにあるのが大部分。 過疎で住まない家もあるのだろう。 人の姿も見えない。 途中川を渡る橋があるが欄干に人の姿が二つ見える。 それは小さめ人形なのであるがなかなかうまく作っている。 まるで人の姿は見えないけど人形がいれば少し賑わいがある。 人を模した人形は少し小さめに作ってあり、見て恐怖心が湧かないように作ってありなかなか作る人は上手である。 里山にたまに人を模したゴム製の顔をした人形の上半身が置いてある農地がある。 猪等をこさせないようにしてるのだろう。 これは等身大で見るとぎょっとするのだ。 そこからトンネルを抜けるといよいよ渓流のそばを走るが細い道で曲がっており危険。 ゆっくりと車を走らせる。 渓流沿いの山は少し紅葉が始まっていてわりに綺麗である。 そう言えばこの上流には別荘が一軒ある位であとは全部急な山。 渓流を流れている水は透明で綺麗である。 のんびりと景色を見ながら車を走らせて、県民の森公園が近い最後の所まで来ると対向車が三台来た。 通行している車がそれだけであったので楽ではあった。 そこから別荘地になっている峠を越えて、少し山を下ると私の山の別荘地に着く。 門を開いて車を走らせようとしたときにピーピーと賑やかな野鳥の囀りが聞こえてきた。 秋も深くなっているのに本格的に鳴いている。 今までこんな囀りを聞いた事が無いので早速携帯のビデオで鳴き声を録音したが2回鳴いたとこで飛び去っていってしまった。 冬などに暖かい照葉樹林で鳴いている野鳥がいたがなんだか似てる気もする。 初夏に鳴く黒つぐみに似ている気もする。 山の別荘地は本格的に紅葉が始まっていた。 少し体を動かそうと道傍の大きな水楢の木を切って処分していた。 水楢は大木が適当にあり道際まで生えていると下が暗い感じがして、また他の木を弱める。 だから間引いているのだ。 チェンソーのエンジンをかけると彼は木を切りたい、切りたいと言っている。 数本木を切り整理して動いたところで日当たりの良い場所に座り、休憩とばかり景色を眺めながら昼食の弁当を食べていた。 空気が乾燥しており、またわずかに風も吹き、なかなか気持ちが良い。 今年の紅葉はヌルデや山漆などがメインで真っ赤になっているが他は全体的に黄色である。 まあ異常気象気味の年だったのでそれもまた面白いなと思う。 野草園に行くともう日陰になって寒いので旧の野草園に行って落ちている枯れ枝などを集めて暖を取っていた。 気持ちの良い一日ではあった。 こちらのスキー場ではもうコースに人工雪をまいてコース作りを始めていた。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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