花の里日記 2016.10.15 303 土曜日 (秋晴れ) 虫の冬支度 今日はすっきりした青空。 空気も乾いて気持ちが良い。 庭のジンジャーが名残の白い花を咲かせている。 黄花コスモスは盛りとばかり元気に黄色い鮮明な花を咲かせてそれにツマグロヒョウモン(立羽蝶の仲間)がとまり蜜を吸っている。 傍の荒れ地の草原には赤とんぼの群れが集団で訪れて草の上を舞っている。 あの暑い日ももう過去の中に埋没している。 今日も別に仕事が入って無いので早速山の別荘地に向かった。 里山ではもう稲刈りの終わりの段階であちこち稲刈り機が出ていて農家は忙しそうである。 今日は久しぶりの好天でか、ドライブに出かける車やサイクリング、オートバイの人たちも多い。 私はのんびり車を走らせた。 道の山の谷間は紅葉がまだで少し茶色に落葉樹がなっている位だ。 なにか残念な気もするが気をとりなおして山の別荘地に向かった。 山の別荘地では入口の門周りに、この夏伐採した木々の枝や枯草を集めて燃やしていた。 気温は低いのでたき火は丁度良くて快適。 枯れ枝は良く燃える。 しっかり燃やしたところで山の頂上に向かった。 こちらも少し山漆や山法師や山桜が紅葉している位で本格的な紅葉はまだ。 そのかわり道には茶色な枯れ葉や折れた枝やドングリの実が沢山落ちていて車を走らせにくい。 しょうがないのでブロアーのマシンで吹き飛ばして清掃していった。 道を下りながら吹き飛ばして行くとなかなか道がすっきりして、また木々も少し紅葉がすっきりして見え全体の景色が美しい。 秋の紅葉が待ち遠しいが、今年は夏の暑さが厳しかったせいか今の茶色の枯れ葉がやけに多い。 まあ何とか今年も真っ赤な山を見たいものではある。 新旧の野草園を見てたき火の始末をして花の里に帰った。 野草園では紺菊が見事に青く集団で咲いていた。 花の里はもう秋海棠は咲き終わり秋明菊がぼつぼつ咲いている位だ。 宮城野萩ばかりが秋の夕日を浴びて見事に咲いていた。 管理棟内で、のんびり熱い紅茶にミントの葉を入れて飲んでいた。 小春日和のこんな日が今年一番の気持ちの良い日に思えた。 窓の網戸にはもうカメムシが数匹とまって室内に潜り込もうとしている。 ここの朝晩は寒いのであろう。 秋の夕暮れはなかなか風情がある。 もうカラスは南に飛んで行ったかと思っていたら遠くカアカアと言う鳴き声が聞こえる。 今年は近くの杉に巣を架けて数羽雛が育ちバタバタうるさかった。 今日は静かに声が聞こえるので幸い。 空を見上げると遠く高く燕の群れが舞っている。 彼らはまだ南に帰っていない。 今年の夏があまりに暑かったせいであろう。 ここから遠く山のスキー場が見えるが、そろそろ雪をスキーの斜面に撒く時期が始まりそう。 ゆっくりした秋の日暮れを楽しんでいた。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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