花の里日記 2016.7.28 297 木曜日 (晴れ) 草原の花 今日は仕事も一区切りで、ようやく山の別荘地に行けるようになった。 事務所があるここはもう夏で蒸し暑くてクーラーが無いと落ち着かない。 涼しい山に行こうと冷たい水持参で早速出かけた。 最近は参議院選挙があって票集めのせいか、公共の道路工事などが沢山されていて行く道は混む。 片側通行等の制限が吉和の山に行くまで3か所もある。 のんびり田舎も走れもしない。 それでも里山の稲田を見るともう稲の花が咲きだしていた。 5月の初めに植えられたのにもう花が咲いた。 早生の稲みたいだが早い。 もう道のそばの山は花が少なくて、今咲いているのはリョウブやカラスザンショウの白い花位で寂しい。 山の別荘地が近くなると気温が下がって涼しくなり、空気もオゾン一杯で窓を開けて快適に車を走らせる。 花の里に着くと入口の道そばに黄色の花笠菊や眞白の花魁草(おいらんそう)の集団が咲いて迎えて呉れる。 道の管理棟側にはブットレアの青紫の花も咲きだした。 これは野生の株を一本植えておいたものが種で繁殖してあちこちに生えて咲いているのだ。 道の少し奥にはムクゲのピンクの花の木が3m位に育ち盛大に咲いている。 今年の花の大きさは例年のより5割増し位に巨大である。 これは雨が多いせいかも。 その下にはまだアジサイの青い花がまだ健在。 その奥の管理棟の花壇では花魁草(おいらんそう)の赤やピンクや紫や先ほどの白の花が満開で、また香りも満ちて賑やか。 花虎の尾の白い花も咲いている。 ピンクの花虎の尾はまだ蕾だ。 少し上の斜面に植えたキスゲ(ヘメロカリス)もかなり増えて咲いている。 道そばに植えている半夏生(はんげしょう)もまだ健在で白と緑の葉が美しい。 青い桔梗もまだ咲いている。 花の里は一年で一番花が賑やかな時を迎えた。 ここの木で別荘地を作った時に植えたブナの木に実が初めて生った。 とげとげの丸い外皮が見える。 管理棟も木々に囲まれて遠くが見えなくなり木々の整理が必要となったこの頃である。 奥の販売中の草原にはようやく女郎花(おみなえし)の群落が黄色の花を咲かせ始めた。 そこに黄蝶が数羽舞って可愛らしく花をめぐっている。 また紋白蝶もいる。 近くにはアメリカ菊の青い花の集団もある。 この花は草丈が30cm位でまとまりが良い。 昔に花壇で栽培していた1年草のルドベッキアも生き残っていて、今でも黄色の花をあちこちに咲かせている。 また同じく栽培していたオレンジのグラジオラスも増えて咲残っている。 ダリアは残念ながら冬の寒さで滅亡した。 また一本しかなかった子鬼百合が保護したおかげか、これも増殖して草原全体に散らばって咲いている。 これらが野芝や草の緑とマッチしてなにか美しい。 昔はやったアグネス・チャンの草原の輝きの歌のような風景である。 この歌は今でも私は好きでカラオケで歌っている。 少しここの花壇の手入れ(花に絡まったヤブマメみたいな蔓草を除く作業)をしてからのんびり食事をして山の別荘地に向かった。 行く山の道そばには節黒センノウのオレンジの花がもう咲いていた。 山の道は相変わらず道脇の雑草が伸び放題で大変。 今日は門周りの倒れかけた雑木たちを切断して整理していた。 動くと汗が噴き出てくる。 休んで冷たい水を飲み、また斜面に上り木を切断する繰り返し。 草臥れて時を見ると3時半だったので仕事をやめて早めに花の里に帰り、のんびり外の景色を眺めながら入浴して休養した。 ここへ来て自然の中にいると仕事のうさも忘れとても穏やかな気持ちになる。 豊かな山の自然に感謝の思いではある。 追加 今、山の野草園でもみじ傘や銀梅草、狐の剃刀、ヒゴタイ、沢桔梗等が咲いているがさすがに野の花で全体に地味である。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
---|