私の花図鑑          花の里日記  2015.5.27   256

            水曜日  (晴れ)   輪廻の自然

 昨日今日と暑い日が続いている。
今日は農地の草刈りに出かけていた。
草刈り機を使っていて動くと汗がにじみ出て、目に入る。
今までは太陽のあたる場所を探していたが、今では日陰の涼しい風が吹く場所を自然と探すようになってきた。
季節の変化は激しいものではある。
今行っている所は田園地帯の上流域で、近くの川には清流が流れていて水は澄んで冷たい。
以前は川を眺めると魚一匹泳いでいないようで寂しい川だなと思っていた。
でも今川を見ると清流に多くの魚が泳いで群れている。
見るからに元気で美味しそうな魚たちではある。
私は釣りには弱いので、彼らが気持ちよさそうに流れを泳いでいるのを眺めているばかりだが。
そう言えばここは源氏蛍の多く飛ぶ場所で梅雨時期の夜は賑やか。
川の岩の中に黒い小さな巻貝が沢山見えている。
今は農地傍の溝に流れている清流に手をつけて顔を洗うのも気持ちが良い。
飲んでみたい要求にかられるのだがそこまでで、まだ試飲まではしていない。
地元の人に聞くと山から湧き出ているそうだが川の水も交じっているとか。
私たち日本人には清流が一番。
川の水は汚さないようにしたいものである。

 今の野山は深い緑一色で空の青さとで綺麗なのだが、春の新緑の緑のような変化には乏しい。
綺麗なのは卯の花(空木)で今年は盛大に白い花をつけている。
また、えごの木の白い花も例年に比べると花が大きくて元気に沢山咲いている。
駄目なのは山法師で花はパラパラ。
まるで花をつけない株もある。
残念。
昨年の夏の大雨は、多大な自然の変化を今年の植物に与えている。
それは自然の植物の変化から動物(人間まで)まで影響を与えて行く。
輪廻の法則と言う事である。
今年は野菜の値段がやけに高い。
消費税のアップと一体で家計に響く事ではある。

 帰りに花の里に行って草刈りの終わった乾いた草を集めて清掃していたが、ここでも気候変動で
多大に茂った草には悩まされている。
木々も盛大に茂り、それが草花たちに影響を与えて陽当たりが悪いので、伸びた木の枝を切っていた。
良い点は鶯等の森の野鳥が花の里までくるようになった事であろうか。
野原の鳥たちと森の鳥たち、両方が楽しめる事となったのだ。
キジの雄の鳴き声がしたり鶯のホーホケキョの声もする。
    花の里の草原の中のルピナス

そうそう。
山の別荘地では昨日オオルリの囀りを初めて聞いて嬉しかった。
それにカッコウやホトトギスの声も聞こえて気持ちが良かった。
涼しくてで最高に気持ちの良いこの数日であった。

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