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花の里日記 2014.6.1 226 日曜日 (晴) 白い花 このところ夏を思わす日々が続いている。 太陽が出ていると外の作業がなんとなくつらい。 これは地球規模の異常気象の一部であろうと思う。 化石燃料の使い過ぎによる炭酸ガスの増加が原因なのか、地球の気候変動によるのかわからない。 とにかく平常の季節変動でない気がする。 道を走っているとなんとなく白い花が目立つ。 私は山沿いや堤防沿いを走る事が多いので、都会に暮している人と感じが違うかも知れないが。 堤防沿いでは茅萱(ちがや)の白い穂が道沿いに列をなして出ている。 それと姫じょおんの花も元気に緑の茎を伸ばし先に白い花を咲かせている。 また空木の白い花が枝を一杯に飾っている。 少し前には野薔薇の白い花が盛大に咲いて見事であった。 今年は雨が少なかったのが影響したのか、野薔薇はウドンコ病にも冒されずに元気に枝を張って咲いた。 私は高原で咲く野薔薇が好きなので今年は見に出かけたいと思っている。 山ではマタタビの白い葉が目立ってきた。 また先ほどの空木の白い花がどこでも咲いて道を走っても綺麗。 昔そんな風景を見て句を書いた事があったのを思い出す。 毎年思う事でであるが、その年に咲く木の花が色々と種類を変えて咲いてくる。 一つとして同じ事はない。 これが人間の生きる世界なのであろう。 それを川の流れにたとえる事もあるが、この変化こそが私たちの生きる地球の真理だ。 その中で本当に自分がしたい事を貫き、社会や周りの人を楽しませる事が出来れば本望。 私の花図鑑もそういう思いでしてきた。 この私たちが生かされている日本の状況を見ると、なんとなく寂しい思いがする。 今の首相は第三世界の新興国の大統領みたいで、私たちの眼を防衛にそらして仮想敵国を想定し右翼的な発言を繰り返し、経済が破たん状態であるのに直そうとしない。 増税は目に見えない形で繰り出し、非正規雇用の増加には眼もくれず、かえって労働強化策を繰り出している。 大企業は莫大な利益をあげているのに減税とか。 庶民は消費税の拡大で消費を減らし、また高速道路の値上げでささやかな小旅行も楽しめなくなっている。 これでは地方の観光施設も衰退してくるのではないだろうか。 若者が都会に集中する社会の変動がおきており、地方は衰退するばかり。 地方に若者が夢のある生活を描けるように労働場所を作り出して、大企業偏重の今の社会を作りかえなくてはどうにもならない。 大企業偏重の社会の弊害は、すでにアメリカや韓国で実証済である。 私はいま維新の会や結いの党に期待するばかりである。 | ||||
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