私の花図鑑          花の里日記  2014.5.18   225

         木曜日 (快晴)   金鶏菊

 事務所のここの庭には大金鶏菊が満開に近づいている。
北東から射してくる初夏の朝日を受けて黄金色に輝いている。
大金鶏菊は宿根草で丈夫、病害も少ない。
草丈は花を入れると1m近くに育ち群生する。
花は香りも良い。
欠点は育ちすぎるのと花瓶などに花を活けていると下に花粉が落ちる。
でもほっておいても毎年咲いてくれるので楽。
よく最近は道路沿いに花を咲かせているのを見かける。
別にはぺらぺら嫁菜とか昼咲月見草とかアルストロメリア、フレンチ ラベンダー等が今ここで咲いている。
宿根草は毎年苗を買わないでも咲いてくれるので楽。
手抜きで花が楽しめるので私の好きな種類の花ではある。

 今日は昼前に吉和の山の別荘地に出かけた。
山では朴の木や栃の木の白い花が渓流沿いに咲いているが、また麻殻の木の白い花が見事に咲いている。
今年は麻殻の花が大当たり。
蜜を集める蜂たちは大喜びであろう。
エゴの木や大葉麻殻の白い花は少しあとになりそう。
山では新緑が終わって本番の緑。
北からの涼しい乾いた風も気持ちが良い。
郭公や不如帰も遠くで歌っている。
また山鳩や鶯、大瑠璃の声もして賑やかである。
今が一年で一番気持ちの良い時期かなと思う。
山の野草園では木の花ではようやく女王の冠のような藪手毬の白い花が咲きだして来た。
また鎌柄、水木、胡麻木、深山ガマズミ、男ヨウゾメ等が咲いておりこれも皆白い花。
野草は稚児百合やホウチャクソウ、大鳴子百合等地味な花が咲いている。
今日は道の草刈りをしたり道の割れ目をアスファルト系の修理材で直したりしていた。
セメント系の修理材より手間が倍位かかった。
でも見た目には綺麗に見える。
道の草刈りをすると全体がすっきりして見える。
草刈り機の刃をまだ草が柔らかいのでビニール系の硬い紐にしたら楽であった。
私みたいに別荘や民家の仕事をしているとなんでも屋になりそうである。
ここにくるとは私の仕事がら役人等の制約がまるでなく、また人もいなくて自由な自然の中なので、精神が解放されて心から伸び伸びするのだ。



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