私の花図鑑          花の里日記  2014.6.15   227

         日曜日 (晴)   梅雨の晴れ間

 梅雨前線は南に下がり、このところ曇り空が多い。
雨は時折降るけれどわずか。
今日も空は薄雲りだが雨は降りそうにもない。
気温も低めで動いてもまだ楽。
昨日とその前に日に少し草刈り等をしていたがなんとか作業は順調に済ませた。
地元の人と話したのだが、これからは作業を午前中に済ませばいいねとお互いに言っていた。

 広島の街では夾竹桃の赤や白の花がもう満開で美しい。
今年は早めに気温が上がったせいもあるが、開花が例年より早い気がする。
この木は戦後復興時に沢山植えられたもので、広島の人たちは原爆の日を連想する花である。
暑い夏、原爆の日を迎える時に元気に咲いているからである。
熱帯性の常緑樹なのだが少しぐらい寒くても越冬してくれるので比較的に公園等に植えられる。
葉や花に毒性を持っているが熱帯らしい花を咲かせてくれるものだ。

 今日は山の手入れに早めに出かけた。
山の渓流にはアユ釣りであろうか、そこそこに釣り人が見える。
渓流は涼しくて暑さも程々なのでこれからの時期の趣味にはいいものだろう。
釣った魚は塩焼き等にすると美味しい。
日本的な料理の典型だろう。
新鮮が一番だ。
道路沿いの植物では定家葛の白い花とか空木、栗の白い花が目立つ。
また岩がらみの蔓が木に這い上がり白い花を賑やかに咲かせている。
まだマタタビの白い葉も沢山見られる。

 花の里ではアザミの紫や白い花が満開で色々な蝶が乱舞して遊んでいる。
またノコギリ草の赤や白い花も咲きだしている。
里の野原でも野草が色々咲いて蝶が集まっている。
それは草原の美しさがあるのだ。
木の花では買って植えていたヒメシャラがようやく大きくなり花を普通に咲かせている。
薄ピンクの花で夏椿の花を小さめにしたようで愛らしい。
これも10年位は植えて経過したものだ。
    姫しゃら


ここの中心木であったヒバに似た大木が枯れだして今日は伐採中であった。
伐採の専門家が数人来て簡単に切っていた。
それでここの草刈りはやめて山に向かった。

 山ではやはり道の草刈りをしていた。
疲れたので花を見に歩くと、道沿いの山法師は雨が降ったのが幸いしたのか真白の花が見事に咲いた。
花も大きめで綺麗。
また小紫陽花もそこそこで青い花を群れて咲かせている。
    小あじさい


これも梅雨の雨が良かったのか生き生きと咲いている。
野草園の上に保護して手入れをした場所は全体が青く見えるほどに咲いた。
香りも良いしのんびりした時を過ごした。
野草園では紅花芍薬は花が終わっている。
地面にウツボグサが繁殖した場所があり道まで生えて花を咲かせている。
またオヘビイチゴの黄色の花も賑やかに咲いていた。
この花は花の里ででも咲いていて色が鮮明で綺麗である。
そうだ笹百合も咲いているかなと思い、茂みの中に入って行くとあったあった。
一輪見事に咲いていた。
他に二本見つけたがどちらも蕾である。
    
笹百合


山ではホトトギスの
てっぺんかけたかの声がしていた。
昨日は赤ショウビンのヒュルルー、ヒュルルーの声もして深山の趣である。
オオルリや黒ツグミのさえずりもしていて今日も気分がゆっくりと落ち着いたのだった。

 世相の事であるが今の内閣で外国人の労働者を沢山入れたいと規制を緩和しそうである。
こんなことをすれば日本の労働条件が出稼ぎ者によって悪くなり、いまでも悪化傾向にある年金や保険制度の破壊につながる。
それより日本の若者や女性が安心して働ける環境を作る事がまず先である。
日本の良い所は狭い土地でも、皆が協力して自然保護をしながら環境にあった生活をして、技術立国で世界に誇れる国作りをしてきた。
海外に輸出する企業が日本国内で安い外国人労働者を入れて営業等する事は愚の骨頂である。
そんな企業は外国に出て行きそこで生産すればよい。
日本国内では皆に守られて安心な生産が出来るが、中国や韓国ではそうはいかない。
失敗した苦い経験があるのではないかと思う。

   この事については三橋貴明さんの解説がわかりやすい1   三橋貴明さん 雇用破壊2


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