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花の里日記 2014.5.8 223 木曜日 (晴れのち曇り) 時の成果 連休が終わってから初めて、花の里と山の別荘地に出かけた。 主な仕事は山の別荘地の道直しなのだが、花の里で少し花の手入れをした。 管理棟の玄関先のドウダンツツジの白い花が咲いたが遅霜で少し弱っていた。 霜はわりと軽かったのか木々の新芽はなんとか元気で緑を保っている。 八重の山吹の黄色の花は満開で今は花の里の主役である。 今日は花が終わった早咲き原種の水仙の実を切って球根を充実させようとした。 水仙の園芸種は遅咲きなのでまだ元気に白や黄色の花を咲かせている。 また桜草(プリムラベリスや日本桜草)は元気に赤やピンク、黄色と綺麗に咲いている。 ピンクや青の蔓花忍も満開だ。 それはふんわりした優しい花様。 ピンクの蔓花忍が中心, 赤のプリムラベリス, 青のムスカリが少々, 京鹿の子の芽は霜でいたんでる えびね蘭も葉は寒さにやられているけど元気に花穂を伸ばして満開。 もうオダマキも色とりどりの花を咲かせている。 キジは繁殖期が終わったせいなのか声もさせない。 付近の農地は半分くらい田植えが済んでいてどこも水がはられている。 夜はかわりに蛙がガーガーと合唱を始めているのだが。 今日は南風が強いがわりと暖かいので新緑とあいまってなかなか気持ちの良い日である。 花の里の園芸作業も楽しみながら済ませて山に向かった。 山はようやくに初々しい新緑だが、早速に本来の目的である山のアスファルト道路の穴ぼこを直す作業に取りかかった。 あらかじめ砂を混合させているセメントを穴ぼこに詰めて水をかける。 こうすると混ぜてコテで押さえるより比較的に簡単に作業が出来るのだ。 それでも結構手間はかかる。 なんとかその作業を終えて、ようやくに楽しい山の手入れを始めた。 旧の野草園では白い梅花いかり草と青の羅生門蔓が満開。 大岩鏡のピンクの花も咲きだしている。 木の花ではようやくにクロモジ等の黄色の花たちが終わって、三葉空木や男ヨウゾメ、小葉のガマズミ、ウワミズ桜等の白い花が咲き始めた。 ムシカリの白い花もある。 新野草園では枯れた草や上から落ちてきた枯れ木の枝等をのんびりと燃やしていた。 アカネがほっておいたら異常に繁殖してきてこれは手にあたるとトゲがあり痛い。 地中で枝を分けて沢山茎を伸ばしてきている。 以前は染色家の人がいたのであげれば良いのだが今は別の場所に移られたので残念だが抜いていた。 秋丁字も株を張って沢山あるので根から取り除いたりしていた。 ふと見ると依然株を植えてたのだろうが鈴蘭が数株に増えて白い花を咲かせていた。 白山旗竿も野草園の隅に繁殖して白い花を満開にして地面を覆っている。 こうしてみると不思議な事に白い花ばかり。 私が子供の頃にラジオから流れていた青春歌謡で岡本敦郎の”白い花の咲く頃”があったがまさに今がその通りである。 そう言えば他には一輪草の白い花も咲いてるしカッコ草の白花もある。 ピンクの四国カッコ草もあったのだが1トンもあろうかと思われる石の傍に植えていた。 そしたらイノシシが押したのであろうかその石を20pばかり押されて、その下敷きになり残念ながら絶えてしまったのだ。 嬉しい事と言えば紅花山芍薬が種で繁殖し付近で新しい芽を出していた。 がんばれば嬉しい事もあるものだ。 また九州から買った帰って植えていた花忍もあちらこちらに芽を出していた。 少し長い間がまんして植えていたかいがあったものである。 山を見渡してみると林間は明るくて芽が出たばかりの新緑は見事なものである。 野鳥のごとくにウキウキと啼きたくなるような気分であった。 野鳥では今日はチョキン チョキンと銀行員のような啼き方の鳥がいた。 これは黒つぐみであろうか? ホーホーとフクロウであろうか森の中から聞こえる声もする。 先日はオオルリの多彩な歌が賑やかであったが今日は静か。 嫌なやつはイノシシ連中ではある。 綺麗にしている溝や道をキバや足等で荒らして壊すのだが。 わなをかけて殺すのもかわいそうだし・・・・ そう言えば山の狩猟家から一月前に貰ったインシシの足の冷凍肉が冷蔵庫に入ったまま。 不思議なものでなかなか食べる気にならない。 | ||||
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