私の花図鑑          花の里日記  2014.4.30   222

         水曜日 (曇り)   遅い山の春

 今日は連休の中日。
今年は連休が長くて、5月に入りようやく本当の連休になりそうだ。
不況も影響してか今は人の動きもまだ少ない。
気温は一気に上がり、野草は一斉に花開き、木々の新芽も伸びて海岸部ではもう新緑。
野藤の紫の花が樹間に目立つ。
事務所の庭の草取りも今年は積極的にしたせいか大分綺麗になってきた。
芝生には雑草が沢山生えていてそれを手で除いていくのだが、イネ科の植物はともかくカタバミやアメリカ風露、大金鶏菊、長実ヒナゲシなどが生え込み、花が咲いたり苗があったりしてつい可哀そうなので残してしまう。
山の野草園でもそうなのだが現地の野生の雑草(野草)が生え込み、つい残してしまうのでとりとめがつかない。
野生の草もそれなりに可愛くて、季節季節に可愛い花を咲かせるのだから。
ここの庭では宿根草のイベリスの白い花が満開。
野草を植えた立浪草の青い花も咲いて、ジャスミンも白い花を開きそうである。

 今花の里では水仙の花が半分位終わりかけて、代りに桜草たちが咲き始めている。
また芝桜のピンクの花とブルーのムスカリは満開。
蔓花忍も蕾をだしてきた。
クリスマスローズは花持ちが長くて今でも咲いている。
  (クリスマスローズは落葉樹の下が植えるのに好適地だ)
木ではまだレンギョウの黄色の花が咲いており梨の白い花もある。
雪柳の白い花や黄色の山吹(一重と八重)、それと八重の枝垂れ桜、ピンクの小葉の三つ葉ツツジが美しい。

       小葉の三つ葉ツツジ          水仙
  
ようやくだが木の芽も伸び出して冠山の頂上の雪も溶けて、いよいろここにも遅い春がやってきた。
これから宿根草等の花の開花が楽しみである。
あたりの田の中ではキジがケンケーンと鳴いたりしている。
水仙は暖かいとこから比較的寒いここでも丈夫に育って手間いらず。
庭の隅でも植えておくと毎年早春に花が開く。
晩春から秋までは葉も無くて邪魔にならない。
病虫害も少なくヒガンバナにも似たとこがあり。ぜひとも植えたい球根植物だと思う。
桜草(日本桜草やプリムラべリス等)は比較的に湿地が好きで粘性な土地に植えてやると良い。
これもここでは毎年元気に咲いてくれる。

 山の別荘地もまだ山桜が開花している。
ここも今年の春は小葉の三つ葉ツツジが見事に咲いて呉れた。
コブシはなんとなく散った感じで寂しかったのだが。
野草では地面に小さな小菫が一面に薄ピンクの花をつけ、またキラン草や錦衣が可愛い花をつけている。
旧の野草園では山瑠璃草、いかり草、梅花いかり草、羅生門蔓が咲きだし渓流ではワサビの白い花が咲いている。

    山瑠璃草                      いかり草
  
ほかには叡山菫や壷菫も咲いている。
食べられる木の芽のコシアブラの芽も出ている。
明るい渓流面では梅恵草の緑の芽が見事に出ているがこれは毒草で食べられないが形が美しい。
感じがギボウシに似ているので間違って食べて食あたりする人も多い。
このあたりは花の勉強と思い調べて知識を深めるのも楽しみの所ではある。
野鳥も一斉に鳴きだして賑やか。
山鳥も時に大きな姿を見せる。
この鳥は鳴かないのが少し寂しいが、それでもバタバタさせる羽音でがまん。
私はこんな暖かい春の日を過ごしている。

 今日、日銀の総裁が嬉しそうに物価の値上がりが2パーセントを実現しそうだと発表していた。
でも私は思う。
必要なのは賃金の2パーセント以上のアップだ。
残念ながら庶民は増税に苦しめられている。
最近は買い物すると消費税の増税がずしりと財布に響く気がしている。


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