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花の里日記 2014.1.17 207 金曜日 (晴れ) 西予旅行 2 愛南町は内海の入り江に発達した町で88ケ所の観自在寺がある。 町の東側は1000mクラスの山が沢山ありアケボノツツジで有名な篠山(ささやま)もある。 5月の連休頃に咲くらしいのだがここは残念ながらまだ行ったことがない。 いつかにとは思っている。 タワーより東方面展望 愛南町 山の向こうの小高い山は篠山だろうか? まず88ケ所のお寺にお参りしてから、入り江沿いに岬に出て坂を登ると左に高い塔が見える。 面白そうなのでそこに行くと、なんと小山の頂上に地上107mの細くて高いタワーがあり展望室が回転しながら先端まで登って行く形になっている。 見せて貰おうと券を買って乗って見た。 ここからの景観は素晴らしくて海と海岸と山々が見渡せて回りは大自然そのものである。 付近の木々も常緑樹が多くて緑で満たされている。 南 方面展望 (先には四国の南西端の岬が見える) 東北 方面展望 南向きの畠は蜜柑畠だ (左は内海で湾の右奥に愛南町の中心部がある) 私がいつも通っている西中国山地とは趣がまるで違い興味深い。 ここはなにか昨年4月に行った長崎の西海岸地方に景色が似ているなと思った。 しばらく周りを見渡して景色を楽しみ、また岬を先端に車を走らせて行った。 道路をアップダウンし曲り曲りして海岸の風景を見ながら先端部まで走ると、ようやくその外泊石垣の里に出た。 そこは海に半弧を描いた北向きの海岸で中央には港があり、南はすぐ急斜面となって石段で区切られた民家や段々畑が見られる。 民家は数十戸あり山の上は自然の森になっている。 ここは漁業が主な仕事で農業は主婦の片手間の仕事であったのであろうと思われる。 石積みは手作業で積み上げられたのだろうが見事に残っていて自然に対応した昔の生活を想像させた。 北向きではあるが日当たりは適当で悪くもない。 水の確保は大変であったと思われるが豊かな漁場があったから生活出来たのだろう。 地中海ならこの段々地にオレンジや葡萄を植えて生活していたものだろうが。 段々畑と言うとグラシェラ・スサーナの段々畑に陽が暮れての歌を思い出す。 (追記 歌名は”段々畑に遠い鐘”だった。なお彼女はアルゼンチンの歌姫とあった) このCDを私は買って持っている。 異国の人なのに情緒がある歌を歌っていた。 石段の里 中央部 岬の先端部には今では山に戻ってしまった石段地も見られた。 ここは温暖地で冬の生活が楽そうなので食糧さえ確保出来ればなんとか出来たのだろう。 段々畑は瀬戸内海でも普通で私は島しょ部でいつも見ていてこういった風景は見慣れてはいる。 この辺りの海辺にはそこそこに港があり養殖筏も散在して見られ、遠くには対岸の山もあり海が透明でなかなか綺麗。 水中には珊瑚も生えているのだろう。 私は釣りやもぐりはさっぱりなのでわからないが。 筏群 ここの見物を終わり宿毛市まで行って又88ケ所のお寺を見て帰りについた。 この辺りのお寺はあっけらかんとしていて場所も安定している所に建てられていて変化には乏しかった。 帰路では道の駅で一夜干しのカマスの干物を買ったが見事に美味しかった。 四国土産はなんでもない蜜柑と菓子と酒を買った位。 ついでに買った菓子の製造会社は私の姓と同じなのでついそれを選んでしまう。 花さがしは残念ながらまるで不作に終わってしまった。 もう一つ。この辺りの88ケ所巡りで外人さんによく出会わせた。 88ケ所も国際的になってきたものだ。 四国は自然が豊富で昔の風情が残っているのが良いのかも。 空海さんに感謝!! |
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