私の花図鑑          花の里日記  2013.12.9   205

         月曜日 (曇り)  小春日和

 今日は朝から曇って雨も降ってきそうな空模様。
雪ではなさそうなのでまだ楽だ。
事務所の外の庭では、枯れかかった黄花コスモスが最後の花を咲かせている。
木の葉も赤茶色となって落ちるのを待つばかり。

 昨日は風も無くて太陽の光はぼちぼちだったが、小春日和で暖かかった。
朝から今日は山の手入れに行こうと元気よく出かけた。
行く道の山々は赤茶色となって初冬の山と言う感じであった。
吉和に近づくと渓流にはさっぱりと葉を落とした灰色の木々たちが現れて、まるで寂しげではある。
日曜なのか道の日帰り温泉は朝から車で賑わっていた。
花の里につくとそこはもう庭の緑は無くて枯草ばかり。
遠くの山々は白い雪が残っており、スキー場も人工雪を撒いて今でも滑り出せそうな感じである。
落ち葉や枯草を集めて整理していたが綺麗になる頃にはもう昼となってしまった。

 昼食を食べていよいよ山の別荘地に向かった。
ここはもう冬模様なので付近の別荘への来訪者はまるでなく閑散としている。
山の道や側溝は落ち葉で一杯。
今年の木々たちの生産した栄養が詰まって落ちている感じだ。
これをうまく利用すれば良いのだろうがそんな暇もなくて、林の手入れを初めた。
落葉した林は見通しが良くて明るく気持ちが良い。
焚火でもゆっくりして楽しめば最高なのだが一人ではそれも無理。
日曜市などで芋を買って車に積んでいるがなかなか焼き芋にはなりそうもない。
枯れた木や大きくなりすぎた芝栗の木をばっさりとチェンソーで切っていた。
葉が無いので処理は楽ではあった。
それと栗の木はシイタケの種菌をつけるのに丁度良い長さに切断しておいた。
こう思っていても暇が無くてなかなか種菌を植えられない。
でも種菌を植えてない木を北側の湿気がある斜面に置いておくと、勝手にシイタケやムキタケが生えてくる場合があるのでまだ楽だが。
それでもナメタケはなかなか生えない。
それと今まで伐採した程よい大きさの木が、あちこちに積んである。
これを薪ストーブで燃やすと別荘生活も一段と楽しくなるしエネルギーの節約になるがとつい思った。
杉や檜と違い広葉樹はゆっくり長く燃えるのが良いのだ。

                  参考の写真
       

この別荘地を作り始めた頃にはそんな思いは一切無かったが、木々が成長するのにつけ考えが変わってきた。
少し前にこの付近の老人の人と話す機会があり聞く所によると本人いわく、村の人たちは昔天然林を切って杉の森を作ったが私は反対したと。
今では木材価格が下がって少しも良い事はなかった。
皆、私の忠告は聞かなかったと話していた。
私はここの別荘地の一部にあった杉を早めに伐採して貰っていた。
その結果が素敵な天然の林が出来て、鳥たちも増え花々が咲いておまけに燃料も出来た。
落ち葉は良い土質改良剤にもなる。
常時水も湧いて良い事だらけ。
でも杉の育成も悪い事ではなく日本の林業の基本になると思うし程々にすれば最高だ。
冬に緑一杯の林も綺麗ではある。
それぞれ地域にあった林業をすれば素晴らしい日本の山が出来ると思うのではあるが。
こんな事を考えながら山の手入れも今年は今日で終わりかなと思いながら山を下りた次第。

 ここの事務所のエアコンは古くてなかなか暖まらない。
熱い紅茶でもいただくとして今日は筆を置かして貰おう。

 追加。
みんなの党が分裂した。
これも政治進化の一つの現象と捉えて改革勢力のまとまりを期待したいと思う。



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