私の花図鑑          花の里日記  2013.11.4   203

         月曜日 (晴れ)  平茸


 今朝ようやく雨があがったので山に向かった。
連休最後の日でまだ空は曇っている。
11時頃から山の作業を始めた。
時々弱い秋の太陽が雲間から射して来ている。
林の中の小木は雪で倒れる事が多い。
倒れた木を伐り小さくして地面に積んで置く。
昔なら焚き付けの燃料として持ち帰るのであろうが、残念な事に薪ストーブが無いので無理。
小枝は硬くてなかなか山の地面に積んでいても腐らない。
小さくても年数をかけて育っているのだろう。
以前に切った株の根元にキノコが群れて生えていた。
これはムキタケかなと思いよく見るとそれはヒラタケであった。
ここの山では2回目の遭遇になる。
不思議なもので以前生えていた油シメジや桜シメジ、霜降りシメジは最近とんとお目にかかれない。
異常気象が影響しているのかも。




 山は全山紅葉となり、今年のモミジ等はことの他見事に赤くなった。
この夏は乾燥し今年の紅葉は駄目かと思っていたが、最近雨が良く降り元気回復したのだろう。
赤、オレンジ、黄、赤茶、緑色とまるで錦模様である。
地面は湿気を帯びていて焚火はむつかしい。
残念ながら美味しい焼き芋が出来ない。
時折空が曇り時雨(しぐれ)が降ってくる。
風が起こると紅葉した木の葉がその風に舞い沢山落ちてくる。
落ち葉の子守唄では無いが風情がある。
私は一時車に避難。
時雨に濡れて輝く紅葉の山を眺めながら一休み出来て快適ではあった。
北から吹く風は体に冷たい。
地元の人に聞くともう三度も霜が降ったらしい。
紅葉が一度に来たはずである。
時雨が収まるとまた作業に入る。
太陽がまた顔を覗かせる。
時折小鳥の集団が廻って来て可愛い姿を見せて呉れた。
ここが野鳥の天国になれば嬉しいのだがと思う。
木の成長と共に野鳥も一段と増し、姿を見ても、どの鳥やら判別がつかなくなってきた。
3時過ぎからは時雨が強く吹き、それを区切りと花の里へ避難し、のんびり入浴した一日であった。

    
紅葉の  色をより増す  しぐれかな      山帰来



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