私の花図鑑          花の里日記  2013.7.6   196

         土曜日 (雨)   平家蛍

 いよいよ梅雨の最盛期。
長く曇りや雨の日が続く。
その間隙をぬって私は山の野草園の作業をしたり、この時期の自然を楽しみに出かけている。
それとまだ蛍も楽しめるので夜はそちらへ。

 いつも通り、源氏蛍が多い山間部の村の渓流へ見に出かけた。
8時をすぎないと出てこないのでのんびりとドライブしていった。
そこではもう見物人は沢山来ていて車も止めにくいほど賑やかであった。
パラパラと源氏蛍が出現してきたが、さほど多くもない。

 一週間前頃に別の知られていない川では見事に出ていて良かったのだが。
最近は農業や森林に農薬散布をしなくなったのが幸いしているのだろう。
山間部の農家の人が老齢化したのか、はたまた経済活動が低下したのか?
そんな事はどちらでもいいが自然が回復したのは良い事ではある。

 あまり出てこないので車を渓流の上部に走らせて見物人がいない場所で見てみた。
そこでも源氏蛍はパラパラだったが、傍の田では畔や稲の上に平家蛍がキラキラと集団で輝いていた。
私が子供の頃に近くの田で平家蛍を見たものだが数匹のうえ小さな灯で点滅も貧弱であった。
まあ名前の通り源氏に滅ぼされた平家の名前がついているのでこの位かと思っていた。
それが思いとは違い暗闇の田でキラキラと輝き浮遊し、その点滅は早くて源氏蛍のように同時点滅ではない。
各自が精一杯に勝手にピカピカと点滅していて見事であった。
私がまあ田舎に生まれて長い年月過ごして来たのに、このような事があるとはびっくりだった。
源氏蛍も一度、木にツリー状になって集団で輝き綺麗なのを見た事があるが以後はまるで無い。

 梅雨には木々は伸びて葉を広げ山は緑一杯。
その反動か花は少なくなる。
マタタビの白い葉が花に見えたり、つるあじさいの白い花が木の上で咲いていたりで木の花も少ない。
それでも花を探しに出かけてみたくなる。
最近西中国山地の林道を走っていて杉が伐採された荒地があるが、そこに見事な野草が咲いていた。
沢ひよどり草の群落がピンクと白に群れて咲き、岡虎の尾も同じく集団で咲いていた。
荒地は適当に陽が当たり水分もあって繁殖にはいいのだろう。
違う崖地には鳥足升麻の白い花の群落があった。
また鬼しもつけの花もある。
道傍には黄吊舟や弟切り草の群落もあった。
もう矢車草は花が終わって実になっている。
この花は葉が大きくて小葉が5枚あり径は30cm程度あるものだ。
また山あじさいは飾り花が白、ピンク、水色と3色になり中心は青紫色で綺麗。
それが群落を作って道端で咲いていた。

 ピンク色 
 
              水色   

私が作っている野草園でも山あじさいが今咲いている。
それは普通の水色であるがそれでも梅雨らしく美しい。
今年は昨年の見事な開花であった小あじさいは今年は裏作で寂しかったがもう終わっている。
それとアサギマダラとルリタテハの大型蝶がのんびりと舞っていた。
これからは昆虫も出て面白くなるかなと思った。

 少し前だが沖縄で終戦67年目の記念日があった。
森山良子のサトウキビ畑の歌が流れ式は厳粛なものであった。
いまでも沖縄に米軍が駐留しているのが不思議で日本の政治のまずさが見える。
沖縄だけにいやな事をおしつけてきた国民は反省しなくてはいけないと思う。
橋下維新の会代表が大阪に来てもらいたいと言ったのは名言である。
時には失言もあるが日本の改革を進めてくれるのは彼ではあろうと私は思う。
米軍が必要なくなる時はいつであろうか。
この事を考えると悲しくなってくる。
参議院議員選挙に行って投票しこの日本を改革しょう。
私は
みんなの党の党員だが維新の会もいいなと思う。
自民党も円高を是正してくれたがあとがない。
また昔の時代に帰るのも嫌だ。
年金も社会保障も悪化しているし非正規雇用やパート、派遣社員の増加はまるでいただけない。
せっかく日銀がたっぷり銀行に資金を出したのに住宅ローンはアップの模様。
資金は大企業や銀行に留保され庶民や中小企業にはおりてこない。
やはり改革をまずやって日本の構造を改革しなくていけないと思う。
何をしようとしても規制や資金の不足になって新しい事等今の状況では出来そうもない。
増税だけはうむも言わさず庶民に押し付けられている。



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