私の花図鑑          花の里日記  2013.6.13   195

         木曜日 (晴れ)   小紫陽花(こあじさい)園

 もう六月で梅雨に入ったと言う事で、雲が全天を覆う気候の頃なのに今はまるで雨無し。
今日の最高気温は32度になってしまった。
電気節約と言うけれどそうもいかずに事務所の冷房を初めた。

 今週の初めに源氏ボタルを見に山口県に行った。
あちらは隣県だが気温がこちらより高くて彼らの発生が早い。
なんでも早く見たいのは人情でつい雨も降ってないので出かけた。
その夜は月も出ないで暗く地面も見にくい夜であった。
案の定、蛍は8時過ぎから川辺に出始めて集団になり波状に輝いたり消えたりして
目を楽しまして呉れた。
こちらの広島県でも川の下流ではぼちぼち出始めている。
ついでに阿弥陀寺や岩国公園で紫陽花と花菖蒲を見てきた。
今年は雨が少ないので花が生き生きとしてないがそれなりに梅雨の花を楽しめた。
まあうっとおしい梅雨には梅雨の楽しみがある。
近辺の山では山開きも終わり登山も楽しめる時期ではある。
健康の為にもしっかり歩いて、今の山の緑、野鳥の声、蝶の乱舞を見たいものである。
そう言えば花の里のアザミに蝶が集まって賑やかであった。
これは野生で一株持ち帰って植えたものが花壇の道の中にまで生えて繁殖したものである。
痛いので切りたいけど花も見たいので半分位残しておいたのだ。
これは不思議に白い花と紫の花の株に分かれている。
またジギタリスやシャスターデージー、ノコギリ草、京鹿の子、花忍等が開花。
山法師も少し咲いて賑やかである。
また今年も一番賑やかな初夏の花たちが勢ぞろいしてきた。

 昨日は山の別荘地で道の清掃などをしていた。
冬の落ち葉は道に散り積もり腐葉土になりかけ。
集めて持ち帰れば良い植物の用土に利用できる状態である。
でもありすぎてどうにもならず道の脇に捨てている。
側溝にも落ち葉が溜まって土と混ざり水分を含んで重たい。
それを掘って道の傍の低い部分に捨てる作業もありしていると汗だく。
これも体力を消耗する運動ではあった。
今年の山は緑一杯で花がなんとなく少なく見える。
その中で山法師の一部は、けなげに枝一杯に白い花を見せて見事であった。
そろそろ小紫陽花も青い花を咲かせ始めてきた。
数年に渡り、ここの小紫陽花園を整備したので綺麗に咲いて呉れると思っている。
ここは北向きの斜面で適当な日当たりの場所である。
そこの株の下にはイカリソウや鳥足升麻は生えている。
野草ではこの鳥足升麻が白い花を咲かせ始めている。

           緑の中の白い鳥足升麻の花


それにようやく笹百合が二株、愛らしい花をつけ今年も香りが楽しめた。
ガマズミも丸い集団の白い花が満開となった。
沢蓋木もぼちぼち咲いているがどうも葉ばかりが目立つ。
それと空木の白い花が今年は見事に咲いて行き帰りの道まで花一杯。
どうも今年は花によって見事に咲く木と咲かない木の両極端に分かれている気がする。
気温も暑いのか寒いのか変化が激しくて不調。
花も開花が不調ではある。
地面では落ち葉が一杯で、それが幸いしたのか蟹や蛙等小さな生物が目立つ。
木は大きく育ち枝を張っている。
野鳥は今大きな鳥が目立ち、小さな野鳥は繁殖期なのでか見つけにくい。
それでもたまに若い集団が回って来たりしている。
カケスやヒヨドリ、ホトトギス、郭公、啄木鳥、青鳩、赤ショウビン、山鳥等の鳴き声がする。
それに鶯、黒つぐみが重なって鳴く。
今年は早めに大瑠璃の声を聞いたが今は聞こえない。
まあずっと私が山にいるわけではないので聞き漏らしがあるかも知れない。
昨日はこの運動で久々に体力がゼロになった日ではあった。
これで食べ過ぎをしないと体調は万全なのだがついお腹が空いて・・・
こんな日常。


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