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花の里日記 2011.5.25 161 水曜日 (晴れ) 初夏の山 今日はすっきり晴れたので仕事を放り出して山に出かけた。 梅雨入りも近いそうで、そう言えば雨になると2日位シトシト小雨が続く。 まず花の里の花壇の草取りと清掃をした。 いよいよ水木の花も木一杯に白い花をつけて綺麗。 フランス菊も白い花を咲かせてようやく寒いこの辺りも初夏。 えびね蘭はもう咲き終わりアヤメ類が蕾をつけている。 白いアザミを以前道端で見つけて持ち帰り咲かせていたら、それが繁殖して元の赤紫色に 戻っている。 手に当たると痛いので減らそうと思っているが、なんとなく可哀想である。 今年はその中に白い蕾が見えたので珍しい白い花が咲くのを楽しみに待っている。 この辺りも田植えの準備が整って田園を見ても美しい。 人が手入れをするとやはり里山も風景が楽しめる。 蛙の声も余分で賑やかだ。 私の事務所の庭にも金鶏菊が金色の花を咲かせてこちらも初夏らしい。 金鶏菊は外来種でまた性質が強健なので道路端や河川に沢山繁殖している。 それで学者や自然保護者から嫌われているようだが、私はことのほか好きな花であの無愛 想な道や汚れた堤防を金色で綺麗に飾り、この日本を明るくしてくれる花だと思っている。 |
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梅雨曇り 大金鶏菊を 活けました 気持ちだけは 明るくと 山帰来 緑にくぬぎの新枝を入れたが虫に喰われていた。 これも愛嬌。 くぬぎの木も実を捨てていたらフェンス近くに生えた。 今は径が10cmになり青々と茂っている。 |
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山はようやくホトトギスが初音を聞かせてくれた。 以前からカッコウも鳴いていたので、いよいよ山も野鳥の声が色々と楽しめる時期だ。 そして山全体が濃いグリーン色に染まり眼も落ち着く。 私たちの祖先も住居のほら穴からこの森の緑をこうして眺めていたのだろうなと思ったりする。 今日は主に野草園の道の草刈りをした。 ようやくここも手入れを数年程したので全体が落ち着いてきて大分綺麗になってきた。 野草も繁殖してきて茂りすぎるので刈り取らないといけない程になってきている。 今日は幸運にも倒木からまたシイタケが遅く数本生えていて収穫した。 今年の春は倒木にすごく生えていたのを、発見が遅れて1/3だけしか収穫出来なかって 残念であったのだがこんなこともある。 秋には自然にムキ茸も生えてくるし、たまには平茸も見かける。 最近はここの森が茂りすぎて地面は暗い位なので別な心配もしている。 何事もほどほどというのは無いものである。 今は鷹やフクロウもここに住んでいるようで、好きな小鳥を襲われると困るがなあと思うが これも自然の摂理なのだろう。 去年ここで鷹が山鳩を殺した時を目撃した。 人の姿を見て食べるのを諦めたのか鷹は鳩をそのままおいてきぼりして飛び去った。 その山鳩を食べてみようかと思ったりしたが他の人が止めておいたらと言うので止めた。 鳩は胸が美味しいのだが、私は料理が下手なのでもっともかとも思った。 少し汗の出た初夏の山の1日であった。 日記前のページへ 日記次のページ 日記の最初の目次ページ 花図鑑ホーム |