私の花図鑑          花の里日記  2011.5.13   159

         金曜日 (晴れ)   季節は巡る


 昨日道を走っていたら、もう宵待ち草が黄色の花を川の土手で咲かせていた。
また斜面では蛇結茨の黄色の花が満開で華やか。

 今日は西中国山地の花の里に出かけたが、川沿いでは岸つつじのピンク色の花が見えた。
藤の花も満開で花びらを地面に散らばらせている。
道路沿いの山では丸葉青ダモの白い花が揃って樹上に咲いていたり、川沿いには
沢胡桃の花の紐がぶら下がったりしている。
一輪草や二輪草はもうすっかり花を咲き終えてしまった。
共に真白で可愛い花だったのに残念。
もう急いで山の野草園に植えないと枯れてしまい間に合わない。
山はこの三日間の雨で木の芽が伸び若葉を拡げて新緑が美しい。
山の野草園では大岩鏡が濃い緑の葉の間からピンクの花を覗かせていた。
梅花いかり草も白い鈴の花を沢山咲かせている。
昔買ってきて植えた数本のカタクリだが兎や山鳥の襲撃で消滅してしまったと思っていたが、
一枚だけやっと葉を伸ばしていたので胸を撫で下ろしている。
これには今は丸い金網をかけている。
水ならの倒木に野生のシイタケが雨の為か巨大になって生えていた。
また数日前に採取したタラの芽は、あっと言う間に伸びて今はもう食べられない。
樹幹には青ゲラが飛び回ったり又コノハズクのホーホーという鳴き声も遠くから聞こえてくる。
鶯や黒つぐみの声もしている。
郭公やホトトギスの声はまだだが。

 季節は遅くやってきた春から、もうすでに初夏になっている。
そういえば公園などの平戸つつじは散ってしまっていた。
今日は北の高気圧の下なので気温も丁度良くて雲一つ無い天気で動くにも快適だった。
しかし風は強すぎる位吹いていた。
また野草園の手入れをしたり花の里の草取りをしたりで忙しい時が始まる。
それと今は何処に出かけても緑の美しい良い季節ではある。
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