花の里日記 2008.5.6 90 火曜日 連休最後の日 早朝から野鳥の囀りが閉まった窓のカーテン越しに聞こえてくる。 5月6日連休最後の日。 早朝寒いので眼が冷めてしまった。 外は昨日からの快晴。 気温は零度近く。 車の屋根は凍っている。 野芝や草原も白く光っている。 山の中腹には白い霧が長い帯となってただよっている。 昨日は昼すぎまで雨が舞っていた。 今朝は急速に快晴となったので山へ作業に出かけた。 気温は低いけど空気は澄んでいて明るく木々の新芽は薄グリーンに光り輝いて素晴らしい。 手入れをした森は歩きやすく地面には色々な野草が繁殖して集団を作り始めて咲きだしている。今は菫の各種、錦衣、筆リンドウ、三つ葉土栗稚児ユリなど。木の花は霞桜、野藤、上溝桜(うわみずざくら)等。 この上溝桜の開花が今年は素晴らしく、木全体が真っ白になり周りの緑とマッチして見事であった。 私が木の花に興味を持って始めて、この上溝桜の見事さを理解できたのである。 野草とか自然木も時として素晴らしい開花を見せる年がある。 これが自然のなせる技なのか、ばらつきかは私は知らないけど自然の中に暮らしていると理解できることである。 今年は白文字の淡い黄色の花も美しかった。 山の早春、新芽も開いていない寒い時に谷全体、その枝々に花を咲かせた。 まだそれは鶯の声もまばらな時期だった。 今日も新しく作り始めた道の整備をしている。 落ちてきた土や石を低い所や雨で削れたがけに入れてやる。 湿気があるせいかブヨが顔の周りを飛び回る。 こんな時焚火をしていると彼らは近づかない。 木の枯れ枝もあちこち道に落ちている。 これをチェンソーで切り片づける。 大きい倒覆した水ナラの幹にシイタケが10本ばかり生えていた。 よく見渡してみると別の場所にも30本ばかり生えている。 平茸の小さな顔も見せている。 この数年間わずかしか取れなかったのに不思議なことだ。 でも昨日はこれを収穫して意気楊遥と帰って来た私であった。 ここで5月に霜が降りるのは不思議なことでは無い。 今年も何回かあったらしく、えごの木の新芽がやられて茶色になってそのあと緑の葉が出て奇妙になっているのが見られる。 街から移植した球根のトリトニアの葉も茶色になっている。 気をつけているけど時に失敗を繰り返している。 このばらつきも私の性格とは自覚しているのだが・・・・ |
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