私の花図鑑   花の里日記  2008.3.9   87

日曜日   ぬかるんだ道
       

 仕事柄田舎の道をいつも走っている。
雪の道、凍りついた道、その雪や氷が解けてぬかるんだ道も走る。
だから車はすぐに泥だらけとなってしまう。
だから車を洗っては汚れ、また洗う。
そんな道を走っていてつい思ってしまう。
人生はこんなものだと。
そこを抜け出られる時は死ぬ時。
いつまでもヌカルミに足を取られてずつと底辺に生きる人もいる。
未来に希望を夢見て、そのヌカルミから抜け出ようともがく人もいる。
またそこが普通の世界だと思い、少しでも明るく生きようとする人もいるだろう。
そんな人間の世界。
地球はそんな汚れなどお構いもしないで、そのすべてを飲み込んで清浄にしてしまう。
まるでそんな事は無かった様な顔をして。
私の過ぎ去った過去の記憶もすべてが曖昧ですぐにぼやけてしまう。
あれは現実に起きた事なのかとも思い返す。
人間の一生
それは神様が人に与えてくれた、
わずかな暇つぶしの遊びの時間
人はその時間の中できまぐれに時間を消費する。
一生仕事に専念する人もいるし、家で家族の事や家事に没頭する人もいる。
金銭や名誉欲に生きる人もいる。
豪華な夢の宮殿に住んでもそれは僅かな時間。
遊び呆けて飲んだくれて刑務所や病院、老人ホームにいてもその時間には大差はない。
同じ暇つぶしをするのなら自分のやりたい事をして、人の為にもなり、また愛と笑いの溢れたそんな時間の消費をして行きたいものだと思う。
                   神の関連で日記35木の花咲くや姫


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