私の花図鑑    花の里日記   2005.6.96 65
                 木曜日   梅雨入り間近

 花探しや仕事に忙しくしていたら、もう6月になってしまった。
涼しい朝もあるかと思えば、真夏の日差しが眩しい。
私の体はもう夏型に変わっていると思う。
花も春と初夏がごっちゃになって区別もつかない。
相変わらず景気は明暗がはっきりしていて、強者が弱者を資本主義の力で食いつぶす弱肉強食の世界になっている。
政府は経済改革のスローガン一点ばかりで、実は無く時間を浪費しているばかりである。
政策目標をはっきりさせて国民にわかりやすく、迅速に実行させたい。
夢多い世界が好きな私。

 庭では芝生を占領して花盛りだった大金鶏菊が咲き終わり、ウドンコ病で白くなっている。
暑さのせいだろう。
これも中国の経済に似ている気がする。
すべての事象には始めと終わりがあり、季節と同じで循環している。
でも同じと思ってもどこか違う。
これが時間の経過のなせる業なのであろう。
今盛んに咲いているのはフレンチラベンダーと白妙菊だ。
狭いこの庭になじんで住みついてしまった。
寒さにも耐えて生き残っている。
これが宿根草の強みかも知れない。

 山に入ると今年は花が咲くのが遅れたけれど、大麻殻の花が真白な房をたくさん下げている。
また盛大に咲いた白雲木に変わりエゴの木やウツギ、サワフタギの白い花が咲いてきた。
また山法師も頭巾のような白い花を上向きに咲かせている。
形はいろいろだがけっこう美しい。
たまには薄ピンクに色づいた花もある。
今は白い花があちこちで咲いている。
白い花の咲く頃といった歌が昔あったが懐かしい気もする。
子供のころの記憶の底にある。

 これからはホタルと梅雨と夏の花々だ。
また新しい夏が巡ってくる。
    ウツギの短歌を書いた。私の旅の心象かも?


日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ   花図鑑ホーム