| ||
次は細葉百日草の黄色い小さな花がそれぞれ 大きな株となり幾重にもうねって咲いている。 一番奥には黄花コスモスが立ち上がって その花壇を取り巻いている。 その先は里の畑や田、散らばった家、 庭先に植えられた杉の何本かが立ち上がっている。 遠くに青い山が立ちはだかり谷あいに白い霧が見えたのだ。 |
![]() |
|
隣の畠には百日草がいかにも夏が来たかのように、丸い顔をそろえて上向きに色とりどりに咲いている。向かいの畠ではルドベッキア、ブルーサルビア、ダリア、鶏頭、ペチュニア、ひまわりが咲いている。その中を群れで出現した黒アゲハが花々を巡って舞っている。 いまその写真を見ながらそんな初夏のあの朝を思い出している。 あの時のことはもう写真の中でしか見ることは出来ない。 すぐ時の移ろいを感じてしまうが、また明日は次の新たな美しいものを経験することだろう。 そう思いながらなにかを待っている私である。 |
||
日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |