上が小楢 下が水楢で一つ大きい実が入っている)

みずなら(水楢)Quercus mongolica
落葉高木【ぶな科こなら属】分布地は九州以北

4〜5月、枝の元部に黄緑色の細い紐状(長さ5cm位)の雄花が多数垂れ下がる  雌花は枝の先で目立たない小花を咲かせる
葉は楕円の15cm位の長さで大きく、また切れ込みが深く葉柄はほとんどなく茎を抱くような形になる
紅葉の写真1(下から見上げた) 紅葉の写真2(小楢の両脇の木)
すこし高地(標高700m以上)の日当たりの良い山に生える
実は長さが2〜3cm大の長楕円のどんぐり
吉和村の山では低地の小楢より高地側に生える
葉は小楢よりひとまわり大きく切れ込みも深い
秋10月に茶褐色に黄葉する(下の写真参照)  紅葉する事もある
高地の基本木でぶな等と混生している
幹は灰茶褐色で縦に割れ目が多数あり、表皮が白くなってはがれる
材は充実して重く水を多く含んでおり燃えにくい  材も良質
落葉広葉樹で樹高35mまで  熊など山の動物がこの実を食べる
小楢の実は水楢の実(2〜3cm大)より一回り小さい
小楢の実は茶色で、水楢の実の色は黒味がかったこげ茶
 画像の上にマウスポイントを乗せるとドングリの比較が出来る
 上が小楢 下が水楢(1ケ,円形のナラガシワの実が入っている)
 
低地に生える同属のクヌギとウバメガシの写真
また付近にはミズナラより葉が(長さ10〜25cm)ひとまわり大きく葉柄があるナラガシワも生えている(カシワよりは葉が小さめ)

利用:薪やキノコ用材、建材、器具材
       下は黄葉と紅葉

       若い木の紅葉


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