私の花図鑑          花の里日記  2024.6.27
   №487


          木曜日  (曇りのち雨晴れ)  藤木ほか


 今日はいつ雨が降り出しても、おかしくない空模様であった。
なんとか午前中に山の別荘地に整備に行き、午後雨が降り出したのでのんびりと帰った。
今年は温暖な年のようで、どうも花たちの様子が変わっている気がするのである。
見事に咲く花もあれば全然存在がわからない花もある。
自然も変化の年である。
そう言えば小鳥たちも聞いた事が無いサエズリをする声が色々としている。
林が育ったので見知らぬ小鳥たちも来るようになったのか?不思議

 今年は春から白い花木たちが極端に沢山花を咲かせた年である。
それでももう梅雨に入ったので、良く育った水木の白い花がなんとか緑の茎の先に咲かせて
いるのである。
それともう満開は終わって実になりかけた薄ピンクの藤木の花がある。
この木は山の谷傍が好きな木で繁殖は少なくて、小さな山一つに2~3本生えている位である。
多数の白い花たちが終わる頃に、この木の花が目立つのである。
その特徴は普通、藤の花と言うと下向きに花をぶら下げて咲く。
蔓性も多いのであろうが、この藤木の花は花穂が上向き。
傾かないように硬い茎を立てて上向きの花の集団を咲かせるのである。
それで木の上部は全部が白で薄ピンクのかかった花。
葉は花で隠されまるで見えない。
傘を差したようではある。

 もう一つ。
今年のアジサイの花は見事である。
水色が中心であるが赤や、ピンク、紫、白と花の形も色々と違い、いったい何処まで色が
変化するのか見て面白かったのである。
私が良く走る田舎道の民家にはこの大きなこのアジサイの株が植えてある。
何世代にも渡り大事にされて植えてあるよう。
大きな株が多色咲いて庭周りを覆っている。
山にはシンプルだけど青い小紫陽花があちこちに咲いている。
その子株がどことなしに可愛い。
考えてみるとアジサイは日本の花の大事な中心木かも知れないと思う。



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