私の花図鑑          花の里日記  2021.12.10   464


          金曜日  (晴)  むきたけ


 今日は晴れて冬なのに少し暖かい。
少し前日に連絡が入り、今日山の別荘地の柴栗の大木を切りたいので現地で打ち合わせをしようと
言う事なので山に向かった。
切ってくれる人は別荘を持っていて主に暖房の薪にするために切りに来てくれるのである。
柴栗は名前が柴とつくが成長が早くて大木になる。
樹形はおおまかで実が沢山なると猪や熊が山奥から出てきて食べに来るのである。
またこの小さな栗の実のイガが沢山と地面に落ちて散乱し手等にあたると非常に痛いのである。
私はもうこの小さな栗の実は食べ飽きているのである。
贅沢かもしれないが。
但しこの枯れ木にはキノコが良く生えるのである。
で今日山の現地に行くと立ち枯れしたコナラの木と前年に倒れた柴栗の木に沢山のムキタケが
生えていたのである。
12月にキノコとは驚き。
さすがに地球の異常気象ではある。
他のキノコなどはまるで生えていないのではある。
たまにシイタケが生える事があるのだが10年に1回位の事。
残念ながら今日のムキタケはもう乾燥気味で茶色となっていた。

 そう言えば昨日行った瀬戸内海の島の民家では、草刈りをしていて周りをふと見ると真白の水仙が
もう10本位集団で花を咲かせていたのである。
また別の島では道そばの藪椿が真っ赤な花のつぼみをつけていた。
私等はもう年のせいか、西行みたいに放浪ドライブが止められなくなりあちこちを走っている。
円安や地球暖房化防止政策でガソリン価格が高騰して負担が大きい。
それと言って別荘等の整備にはあちこち遠くに行かなくてはならないのである。
空を飛ぶわけにもいかないし・・・・
こんな生活ではある。
まあ現地の丘の上で落葉した林を見通し、遠くの山々を眺めるのは殿様みたいでなかなか気持ちの
良いものではある。
今日は気温も12度位で太陽が射し風は吹かず冬とは言えない快適さであった。
近くのスキー場は人工雪で今日が滑り始めの日。
沢山の人たちが滑っていた。


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