私の花図鑑          花の里日記  2021.10.30   463


          土曜日  (晴)  畠しめじ


 今日も晴れて気持ちの良い日である。
事務所の庭のジンジャーはもう花は終わって茎の先にグリーンの実をならせている。
このところの1週間位の晴れでもう葉が巻ぎみ。
暑いのと湿気の好きな花で1度は水を撒いてやったのだが・・・・
ではと今日は休みであるのでのんびりと山の別荘地の手入れに向かった。
行く道ではもう紅葉が始まっていてなにか快適感がある。
数日前に海辺の道を走ったのであるが、暖かい南向きの山でもハゼ等、緑の中で紅葉が始まって
いて綺麗であった。
もうそちらの田んぼでは稲がほとんど刈りこまれていて黒い泥面が見える。
本格的な秋が始まったのである。

 花の里でも山法師やモミジが紅葉して綺麗。
ふと地面を見るとクロッカスの青い花の集団が見事に秋の光に照らされて咲いていた。
もう私がここの別荘地を作った時に植えてから、秋に花が咲くと言う事はまるで無かったのである。
異常気象がこんな現象を起こすのであった。
 (訂正 球根植物の秋の花を見ていてこの花はコルチカムであったと訂正。昔植えた事があった)

 今日は山の別荘地の下の部分を整備していた。
林の中の落ちた枯れ木を整理して水平方向に並べて置き歩きやすくしていた。
草臥れると焚火の場所に戻り、休んでお茶等飲み物を飲んでくつろいでいた。
そこでふと考えていると昔、子供の頃に父親と近くの山によく出かけて父はそこの整備を
していて私はそこの回りの山で遊んでいたのを思い出していた。
父親はそこで畠を耕し、さつま芋を栽培して私たちに食べさせて呉れていたなとか考えていた。
冬は木を切り風呂や台所などの焚火に利用する薪等を作っていた。
そこの山は暖地で南向きであった。
春には竹藪もあり、竹の子も生えてきて子供なりに私も掘っていたなと思った。
もうそのあたりは高級の住宅地になってビル等も建っている。
私も長く生きてきたのだろう。
で今の私はその父親の年齢になっているのである。
こうして山でのんびり作業して遊んでいるのも親譲りかなと思った。
ようやくであるがここの山も黄色がメインであるがモミジや桜等の紅葉もあって秋らしい。
道路には落ち葉が敷き詰めたように積もってなにか風情もある。
今日は軽い南風も吹き太陽もそこそこ光を降らせて呉れていて快適であった。
秋らしく気持ちの良い日であった。

 ふと日当たりの良いグリーンの平地の草の中を見ると灰色の頭の丸いキノコが数本生えていた。
これは畠シメジではないかと思ったのである。
私は数回これを食べた事があったのである。
茎も充実していて丸く大きいキノコだ。
帰ってパソコンで調べてみるとやはり畠シメジらしい。
このキノコは名前の通り人間の住んでいる近くのなんでもない平地に生えるのである。
今ここの山では地面が乾燥していてまるでキノコは見えないのに不思議。
帰りには窓の外の紅葉を眺めながら花の里で入浴し疲れを癒した私であった。

     追加で翌日に

 今日は昨夜の雨はあがって晴れてなかなか気持ちが良い。
午前中は朝一番に衆議院議員の投票に行き、それから仕事で別荘現場に行き打ち合わせしていた。
それから山の別荘地に行ったのだがびっくりする事に山は紅葉の盛りとなっていた。
たった一日なのに不思議。
考えてみるのに昨夜の久しぶりの雨で落葉樹たちが元気回復して、本来のパワーを出したであろう。
黄色がメインであるが赤い色もはっきり出ていてなかなか美しい。
ようやく本来の秋の紅葉であった。
ここの紅葉を楽しめるのはあと1週間位かなと思う私であった。

   別荘地の中央部分の道傍で東を見ている



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