私の花図鑑          花の里日記  2020.11.29   445


          日曜日  (曇り)  柴栗の木

 今日は曇りだが晴れたりもしている。
昨日は仕事で周防大島に行った。
あちらは暖かくて道端には野路菊が眞白で盛大に咲いていて美しかった。
またツワブキも黄色の花を咲かせていて海岸周りの斜面に咲いている。
うちの別荘地にも咲いていた。
寒くなるとこちらに来てのんびり作業するのも楽しい。
海の魚などや蜜柑もあり食の楽しみもある。

 山の別荘地では、もうスキー場は白い人工雪をコースに入れていてあと少しで完成が近い。
そう言えば早朝などは気温が零下になっているのであろう、花壇の花や草が茶色に枯れている。
それで帰りなど瀬戸内海側に近くなり、里を見ると雑草の色が浅いグリーン色で美しい。
農家の人は草刈りを何度でもしているのだろうが、雑草はすぐに芽生えて法面等を飾っている。
今日は柴栗の大木の伐採を下の別荘の人に頼んでいたので結果を見に来たのである。
合計が10本位であろうか?もう全部が綺麗に切られていて現地はすっきりしていた。
彼の別荘にはその切断した芝栗の木が沢山搬入されて置いてあった。
無事に作業が済んでいて安心。
彼はこれから薪割り等してこの冬の暖房に利用するのであろう。
私より1歳上の人であるが元気な人ではある。
彼はその日はいなかったのである。

 今日は山の上部の斜面に生えたチマキザサを刈り取っていた。
この笹はほっておくと繁殖して茂り地面を覆って見えなくする。
落葉樹の林の風情がまるでなくなる植物なのだ。
私は周防大島の別荘地で海岸近くに生えるメダケを刈っていたがこれも手ごわい。
こちらは高さが3m位になり、また良く茂って茂みの中は歩きも出来なくなるのである。
また枯れた茎は堅くて当たると肌は怪我をするのである。
ここのチマキザサはもう数年にかけていつも切っているのだがなかなか絶滅しない。
手ごわい相手ではある。
斜面を登り下りしながらなんとかそこの半分位を、この日は切ったのである。
草臥れてそろそろ帰ろうと道を下っていたら、一か所道傍の斜面が大きく掘られていた。
崩された土砂が側溝を埋めている。
それでたちまち半分位を埋め戻した。
下の別荘地の人がいたので話を聞くと、猪を取る柵の檻の中に100キロを超える大きな猪が入っていたと。
で早速その猪はプロの手にかかって肉にされたそうだ。
今まで2か所大穴を開けたのはこの猪だったのだ。
それから少し疲れが回復したのでまた元の穴の所に帰り、なんとか埋め戻してようやく綺麗になった。

 今年は枯れた柴栗の木にムキタケが、平年より遅くにかなり生えたので今日はその別荘の人に
採取したムキタケをあげた。
あげた人は数回かこのムキタケを以前にあげていたので毒キノコでないのを良く知っていたのである。
それと別に芝栗の幹の半分位が枯れた株があったのだがその根元にクリタケみたいな集団が生えていた。
赤茶色の丸い傘でわかりやすいのだがこれは採取しなかった。
もう10年位、このクリタケを採取してなかったので本物かどうか見分けがつかなかったのである。
その日はしっかり疲れたので花の里でゆっくり入浴して元気回復し帰路についた。
初冬のこの頃は山で作業するのが快適で楽しい。
害虫などはいないし遠くが良く見えて風情があり、また動いても汗が出ないのである。
雪が降るまではあと少しである。
そうなれば今度は瀬戸内海の島めぐりとなる私ではある。


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