私の花図鑑          花の里日記  2020.9.6   439


          日曜日  (晴れのち曇り)  台風近し

 今朝は晴れて白い雲も浮いている。
庭のジンジャーがなんとか白い花を咲かせているが全体で50本位あれば、わずか中の4本位。
一月位暑いのに雨がまるで降らず夕立も来ない。
地面は乾燥していて朝夕に一回は水道水をやるのだが、またたくまに水気が失せるのである。
こんな夏は私が生まれて初めて経験するよう。
南から台風が近づいているのだが少しでも山に行こうと急いで出かけた。
行く道では里山の農家の庭でフヨウがピンクの花を見事に咲かせている位でまるで花は淋しい。
でも山道では外気温が24度位で窓を開けて走れるのである。
最近は何か体が花粉症気味でたまに外気に吹かれるとカユミが増す事がある。
この日はそんな事は起きなかった。

 山の別荘地に着くと入口の林で珍しい鳥の鳴き声がする。
こんな暑い夏なのに平気な感じで数匹が賑やかに鳴いていた。
ある人に聞くとその鳥はガビ鳥と言うらしい。
中国南部から東南アジアの北部に生息すると言う外来種の留鳥。
温暖化がここまで影響してるのか?
ここの道傍の釣舟草は数回か雨に恵まれたようで枯れかけていたのだが再生して綺麗に花を咲かせた。
さすがに湿気があれば夏に強い花ではある。
他には山萩や秋ノキリン草がなんとか咲いている位。
今年は野草たちの花がまるで淋しい年である。

 山では道周りの木の手入れをしていたが、もう数回手入れをしてきたので少しやるだけで綺麗になる。
枯れ枝や視界を妨げる茂った枝、それと歩く時に邪魔になる灌木等を切って地面に整理し置いて行く。
そうすると林の中を歩きやすくなるし眺めも良くなるし、また地面に日当たりが回復出来る。
そうすると野草たちも生息場所が拡がるのである。
また嫌な蛇たちも隠れる場所が無くなるので良いのである。
渓流周りも手入れをしているので歩きやすくなってきた。
でも手入れには真夏でも水温は15度位で非常に冷たい。
ゴム手袋でなんとか少しだけ渓流の中を綺麗にするのである。
午後には曇って来て、霧雨も降って来たので花の里に帰って休息した楽しい一日であった。
そうそう。
こちらの山ではまだ蝉のツクツクボウシが賑やかであった。
それと多種の黒アゲハたちの集団が花の里の咲いたフロックス等、花の間をゆるやかに舞い美しかった。


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