花の里日記 2019.4.8 №393 月曜日 (晴れ) 花粉症 今日は小さな北からの高気圧に覆われて晴れている。 しかしスモッグがかかった感じで遠くの空や山は灰色に見える。 気温は風があり暖かかった数日前と違い少し寒い感じ。 だが今は里山に植えられた桜が満開で何処に行っても美しい。 今日はもう花見は飽きたので山の別荘地に行って林の手入れでもしようと思い 出かけてみた。 行く道のまわりでは何処も染井吉野桜や山桜が咲いていて綺麗だ。 農家の人も自宅前の畠に出ていて呑気そうに手入れをしている。 山はもう木々たちが新芽を覗かせていて赤や薄グリーン色である。 また山の南面では小葉の三葉ツツジが濃いピンクの花を咲かせている。 今はドライブも楽しい季節だ。 少し道を上がると黄色の高野水木が満開。 また黒文字や白文字の黄色い花も咲き出している。 黒文字 花と若葉が一緒に展開する それと赤シデや犬シデ、アサダ、ハシバミ、等の紐状の花も咲いてきた。 いよいよ山も本格的な春になり始めたなと思った。 行った山の別荘地の北面では風が強く吹き、どうも花粉が飛んできそうなので 南面のあまり風が吹かない場所を選び、林の手入れを始めた。 今の作業は林の中を自由に散歩出来るように枯れて倒れたり、また雪で斜めに なっている木等を切って道の下部へ並べて積み重ね歩きやすくしている。 こんな日当たりの良い林の下には常緑のアセビの木が沢山あり歩くのを妨げる のでこれも切っていた。 アセビの樹高が高くなったものは林の見通しを妨げるので大部分は切っている。 こうすると林の奥まで見通せて猪等が隠れる場所が無くなるので丁度良いのだ。 今日は小さい狸が走り抜けるのを見た。 なかなか若くて元気そうであった。 また片栗の花がどうかなと思い、植えた場所に行ってみるともう6輪程花を咲か せてた。 この花も長い年月をかけて保護していたものでようやく繁殖を始めた。 山鳥や兎や猪に食べられないように枯れ枝を花の周りに沢山突き刺している。 おまけに盗人までもがここの林に入って来るようなのでなにか心配。 でも盗人は安い片栗の株などはあまり興味がないのであろうと思う。 片栗の花 他にはもう地面に小菫が沢山咲いていた。 寒い朝は霜も降りるだろうに元気である。 しかし今年は株が小さく花の大きさも例年の半分位。 でも可愛さは変わらない。 コスミレ 気持ちよく林の手入れをしていて丁度3時頃であるがここに若杉の元気な株が 一本すっくと立ち上がっている。 この木のすぐ上には電線が張られていて伸びると大変だ。 早速この株を切り始めると、何かここの南面にも風が吹き始めて強く感じられる。 なんとかこの木を切って倒し整理を終えたのであるが何か体が疲れてきて、クシャミ が急に出始め鼻水も出てきたのだ。 それですぐに作業を中止し、花の里で入浴して疲れをいやし帰り始めた。 そうすると車の中でまたヤケに涙目になり鼻水が吹き出してきてまるで風邪症状。 なんとか事務所まで帰り、早速葛根湯を飲み風邪薬を飲んだのだが、考えてみると 今はヒノキの花粉が飛んでいるとの予報が出ていたのだ。 私は若杉を切ったので隣の山の杉の仲間が怒り、スギ花粉を沢山こちらめがけて 飛ばして報復したのかと思ったのである。 そう言えば少し前に周防大島の丘の上で作業していて花粉症の症状が急に起きた 事があった。 作業している真上には杉の大木が6本ばかしあったのである。 それでこれからは強い風が吹くと山ではマスクをしなければと思う私である。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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