私の花図鑑          花の里日記  2018.10.28   375


              日曜日  (晴)  落葉樹林

 朝のテレビ討論(政治)も今日は聞いていて面白くないので、それではと色々準備して
山の別荘地に出かけた。
途中の山では紅葉が大分進んで来たので、それでは少し道を外れて西城柿の里へ行って
見ようかと林道に回ってみた。
西城柿は広島県の原産の渋柿で、熟れるととても甘い柿である。
杉の林の中を登って行く林道はなにか暗い感じ。
谷は昔、農地であったのだろう。
石積があり平でそこに3〜40年生だろうがそんな杉たちが育っている。
林道には枯れた杉の葉が茶色に落ちて覆っている。
たまに崖あたりでは落石が落ちていて取り除いて道を登っていた。
ここでは紅葉はほとんど見られずに桧と杉ばかりの人工の針葉樹林である。
生きた鳥や蝶や虫や動物がいる感じがまるでしないのである。
道傍の野草も咲いていなくて何か淋しいのだ。
まだ峠までは先があり、これでは走っていて面白くないので途中Uターンして引き返した。

 こちらの山の別荘地は落葉樹の林で丁度紅葉の盛りである。
太陽も林の下まで届いて明るい。
また今日も野鳥の囀りがしてなにか楽しい。
しかし問題がありそれは生きた生物の猪が道際を荒らしている事である。
私はその為に道に落ちた沢山の落ち葉を集めて林の中に投げ入れているのだ。
ブロワーも使い吹き飛ばすのだが今年は凄い落葉である。
道際の草も例年の倍位は育っていて草刈りも大変である。
まあそれも紅葉の中で気持ちよく運動させてくれるのでそれなりに楽しいと思えば良いのだ。
山のクリーンな空気(オゾンを含んだ)のせいかも知れないが気持ち良く動ける。
ストレスがまるで無いのも幸いしているのかも知れない。
林の中で木に絡んだ大きなツルを切っていて気づいた事であるが、林の下木であるハイ
イヌガヤ
の実が見事に綺麗に無くなっていた。
今年は沢山実っていてピンク色になれば食べてみようかなと思っていたのだ。
良く考えてみると猪の足跡が周りにあったのである。
なんでこんな場所へと思っていたのだが彼らはこのハイイヌガヤの実を食べていたのだと
思った。
山鳥や兎や穴熊等もいるのだが犯人は不明。
猪は笹百合山ホトトギスの球根も食べている。
山芋があったら大変。
地面に大穴をあける。
今はミミズ探しに大変である。
冬にそなえて食料(ミミズ)を沢山食べているのだ。
私は山間の農家の苦労が身にしみてわかったのだ。
そんな事で今年の初冬には彼らが大好きな芝栗の木をかなり伐採しようと思っている。
今日は落ち葉除きが忙しくて焼き芋も出来なかったのである。
残念。
  
別荘地の中間あたりの紅葉を上部から写す 落葉もしていて太陽が林間を照らして明るい


 追加だが最近ドクダミのお茶(紅茶と一緒に中に入れる)を飲んでいてなにか体調が良い。
このドクダミは数年前(5年位かな)に花時分に乾燥させて保存していたものである。
なにか少しだけ入れると調子が良い。
ドクダミは繁殖力が強すぎていつも花壇の中に生えているのを抜いているのだがこれからは
花時分に抜いてドクダミ茶にしようかなと思っている。
まあハーブも香りが良くて楽しいのだが。

 もう一つ追加で少し前になるが花の里で沢山植えている山法師の赤い実が鈴なりになった。
あまりに多すぎて食べてもなにか甘味が少なかったのだ。
実も普段の倍はあるかと思える大きさであった。
そうこうして花の里に後日覗いて見るとその実はこれも見事に一つもなくなっていた。
ヒヨドリか何かの渡りの集団がやってきたのであろう。
まあ山法師にとっては繁殖地を拡大出来る大チャンスであったのだ。
おかげで甘い美味しい山法師の実はほんの少ししか食べられなかった。

      食べられる前の写真


 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム