私の花図鑑          花の里日記  2018.8.26   369


              日曜日  (晴れ)  夏の紅葉

 今日も朝から晴れて暑い。
空を見ると青く澄み南風が吹いて白い雲がゆっくりと流れている。
8月も最後の日曜日だ。
この所、山の別荘地の野草園付近を整備しているので今日ものんびり朝食を取りそれから向かった。
今日は少し遠回りして久しぶりに天上山林道を走ってみようと思った。
この林道は他の手入れされない林道とは違いちゃんと手入れされているのだ。
途中山登りの車であろうか一台、登山口に駐車されていた。
数日前に台風が通った影響でようやくに雨が降り、この辺り(山の別荘地も)は緑が見事に輝いている。
なかなか美しい。
この道は天上山の南側を通過していて標高は800m近い高さである。
尾根付近を走っているので周りの山々が展望出来て気持ちも良い。
近くの山の尾根を見ると中にこの夏の暑さと乾燥で枯れたのか、はたまたもう紅葉したのか茶色になった
広葉樹が沢山見える。
こんな現象はいつも走っている道の山の尾根でも見ていて赤松が枯れたのかと思っていたのだ。
良く見ると広葉樹の紅葉であった。

        
8月の紅葉と緑の対比  珍しい


このあたりでは山時雨(やましぐれ)の赤い実が見られる。
普通の山ではなかなか見られない灌木である。
なかなか枝の上を飾る赤い実が素敵だ。
ここから尾根道を少し走ると部分的に平らな所へ出るが、この荒れ地部分にぬるで(白膠木)が茂り
薄クリーム色の花を沢山を咲かせている。
今年の異常な天候にも耐えて賑やかに花を咲かせている。
さすがに荒れ地に生える木ではある。



この木は雄雌異木で雄の木が薄クリーム色の花、雌の種が出来る木は花が赤っぽい。
写真の中央の奥に雌の木が見られた。

      
見事な雄の木の花(触れると人がかぶれる木の花とは思えない美しさ)


 この林道の中央部分に着くと西南が開けて見通しが良い。
西中国山地のはてしない山並みが見られる。
またここからでは山里の家並みもまったく見られない。
そんな自然一杯の林道なのである。

            山また山の西中国山地を展望


道を下ると谷底に着き、そこに自治体の運営するリゾート施設があってキャンプの人たちで賑わっていた。
夏休みの最後の日曜日らしい。
ここからまた道をさか登り、少し下ると私の行く花の里に着いた。
昼食を取りそれから目的の山の別荘地に着いたのだった。   天上山の詳細を見る


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