私の花図鑑          花の里日記  2018.6.10   359


              日曜日  (曇りのち雨)  笹百合

 今日は休日。
昼から雨模様との天気予報だったがまあ雨になれば花の里の湯でも入ろうと山の別荘地に出かけた。
行く道は緑一杯でその緑の中マタタビの白い葉やツル性のイワガラミの白い花が目立つ。
通る観光の車はわりに少ない。
山の別荘地では道の側溝に溜まった落ち葉と取り除いたり道の割れ目の修理をしていた。
道の傍の斜面では今薄青色の小紫陽花が良く咲いていて香りも良い。
小紫陽花はここの名物なのだが、それと笹百合が少しだけピンクの花を咲かせている。
この花は中々増えてはくれない。
私は大事にしているつもりなのだが。

   林の中に咲いた笹百合


今年はまだ猪や盗人にはやられていないのだ。
この花はほのかな香りが素晴らしい。
花の性格として涼しい日当たりも適当な山の林の斜面を好む。
平地に生えるとテキメンに猪に食べられてしまうのだ。
名前の通り茂った笹の原に良く生えるとの事だが、ここでは笹を刈り処分したのでこのようになった。
ここでは他に空木の白い花が今満開である。
もう下の里では花も終わり近いのであるが。

 部分的ではあるが道を綺麗に清掃したところで小雨が降り出したので花の里に帰った。
花の里では10年前位に植えた山法師が見事に花を咲かせ始めた。

    左が空木  右が山法師  奥が管理棟


管理棟の中から外の庭を見るとまるで緑の林の中にいるようである。
室内でも爽やかで涼しく気持ちが良い。
庭先では利休梅の白い花が今年は綺麗に咲いた。
見える白い花はやはり心を落ち着かせてくれるのであろう。
日常を忘れさせて無心にさせてくれるのだ。
それは私の30年の管理が実ったのかなと思う。

それから他には夏椿の仲間の姫沙羅(ひめしゃら)も白い花を咲かせ始めた。
宿根草の花ではアヤメやハナショウブ、野あざみが咲いている。



賑やかなホリホックの花はまだまだである。
キョウガノコもまだ蕾状態だ。


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