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りきゅうばい(利休梅) Exochorda racemosa
落葉低木【ばら科やなぎざくら属】原産 中国中北部
4〜6月咲 花径4cmまで 植付けは10〜11月と2〜3月
寒地に強く暑さには弱い 成長は比較的にゆっくりしている
半日影地の腐葉分の多い良い場所に植える
保水力のある排水の良い場所が好き
樹高4mまで 茶人好みの白い渋い花だが華やかさもある
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利休は豊臣秀吉に仕えた茶人(千宗易) 茶の木を見る
千家流茶道の祖で堺の人 茶室を確立した
色にも利休鼠がある バックは利休鼠 小町鼠もあるようだ
江戸時代には鼠色は流行していた。日本人のあいまいさ等に合う色だ?
しかしこのあいまいさは奥が深い。たしかに色が白くなり又黒くなってくると鼠色になる。すべての色を含む最後の色か?
Billy Joelのリバァー
オブ ドリームスのアルバムにシェィズ
オブ グレイの歌があるが、白か黒かはっきりさせたいのに見渡せば灰色ばかりと歌っている。しかし灰色の必要性も感じている。アメリカ人の特性だがすこしは日本人のわび錆びを見習ってほしい。日本の灰色高官にはがっかりさせられる。税金を利用するための行政だけは透明な白色がほしい。灰色は絶対おことわりだ。
灰色の 高官様とはいただけぬ 煮ても焼いても食べられぬ
しょんがいな あれ しょんがいな 白秋風に
大人になれば灰色も必要だ。あいまいさを残しながら王道をあゆみたい。
参考に 北原白秋の歌 城ヶ島の雨
雨は降る降る 城ヶ島の磯に 利休鼠の雨が降る
雨は真珠か 夜明けの霧か それとも私の忍び泣き
白秋の歌はユーモアと悲しさが同居している。九州の柳川には彼のメモリーが沢山残っており大正時代のロマンが感じられる。温泉もあり4〜6月あたりがおとずれるには良い。どじょうや鰻や有明海の魚介類が美味しい。私は4月に行ったが花が色々と咲いて柳川下りが良かった。柳川下りをしたいなら下流からさかのぼる川のぼりは避けたほうが良い。
北原白秋 1885年〜1942年 野茨に鳩の詩
柳川の 水ぬるみたる ひな節句
桜と桃の 花ざかりかな 山帰来
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