私の花図鑑          花の里日記  2016.9.23   301


              金曜日  (曇りのち晴)     異常気象


 このところまた秋の停滞前線と台風の影響で雨続き。
気分まで落ち込む感じ。
景気も天気と同じで停滞していて活気がない。
マイナス金利と言うが中小企業に貸し出されると結構高金利。
こんな事をしているから中々景気も天気と同じでさっぱり盛り上がらない。
政府は掛け声だけで本当に景気を下支えする政策は皆無である。
掛け声政権ではある。

 今日はようやく雨があがり晴れそうな感じだ。
久しぶりに花の里と山の別荘地に出かけた。
やはり、どよんとした空模様では無くて雲の隙間から青い空が見える。
窓を開けて走ると少し寒い位だ。
何処も土手には彼岸花の花が勢ぞろいで緑の中に赤い模様を描き出している。
気持ちよく花の里についた。
入口の秋海棠は相変わらず綺麗に咲いている。

         
花の里入口の秋海棠     大分増えて来た


花の里の花壇には野草のツルケマンやイヌタデが混じりこんで盛大に咲いており、栽培している宿根草たちはパラパラ。
野草花壇化してしまっている。
シュウメイギクと白い斑入り葉のシモバシラが咲いている位で他の宿根草たちはまるで花を咲かせない。
今年の夏の暑さと乾燥とまたそのあとの多雨で痛めつけられている。
しょうがないので草刈り機で全体の上部を刈り込んで整理してしまった。
まあそれでなんとかスッキリしている。
草原に植えている萩たちは元気で綺麗に花を咲かせていた。

    
 白萩と野萩 黄色はオミナエシ


庭木等の樹木の下の枝を切り落として眺めを良くしてまた花壇への採光や通風を計った。
これで何とか花壇らしくはなったのだが。


 食事をして山の別荘地に向かった。
ここでは野鳥たちが色々と鳴いて賑やか。
野鳥は木の実が豊富なのと虫たちが大量発生しているのでここに長く滞在しているし、おまけに小動物は栗や
ドングリの実が地面に沢山落ちていて食べ物には困らないのであろう。
相変わらず道沿いの樹木の間引きと眺めに邪魔な枝を落として、ここも採光と通風を計っていた。
今日は気温も低くて汗があまり出ない。
でも動くと額から目に汗が落ちて結構疲れる。
野草園に行くとびっくりさせられる感じで花が一斉に咲いている。
目立つのは晒菜升麻と大葉升麻の白い花穂である。

    
晒菜升麻   花が重いのか穂が倒れている


それと道の上部の林の中の田舎菊の白い花たち。

  
田舎菊の集団   強健で花も綺麗   写真にない嫁菜は薄青色


あと咲いているのは黄花秋桐、松風草、小塩竃、秋丁字、南部薊、水引、釣舟草、嫁菜等である。

    
黄花秋桐   日当たりが悪かったのか花色が白い


秋の野草は長い雨で元気が出たのか大賑わいである。
今年の花たちは異常気象で大変であったと思った。
まあ人もそうである。
普通の秋の気候が欲しい今の心境だ。
もう山桜の葉は少し赤味があり木の葉も少し薄茶色を帯びて秋の支度中か?
本格的な秋が楽しみ。
キノコはもう沢山地面から色々と出ており、また杉の切り株から白い杉平茸も沢山出ていた。
そうそう。今日も山法師の赤い実を食べていたが甘味が少ない。
小鳥も味がもう一つなのであまり食べないのか?。
私はなにかこの実に健康に良い成分が入っている事を祈っている。

  追加で
翌日に山に行き旧の野草園に行くと、ここには黄色の秋の麒麟草、紫の鳥兜、白の曙草
が咲いており、渓流の岩に大文字草が小さな白い花をつけていた。
また林の下の雑木に蔓人参(ジイソブ)が桔梗風の白い花を咲かせていた。
秋の麒麟草の色は鮮明な黄色で美しかった。
これからは秋の野草の花を訪ねて山や草原のトレッキングが楽しみだ。


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