花の里日記 2016.4.20 287 水曜日 (晴) 春の1日 昨日は晴れて気持ちの良い日だった。 近くの別荘地の整備に出かけていたが、その敷地の周りを野鳥が沢山飛び交い、また周りの景色も良くてつい体を動かせ過ぎた。 このあたりは山里なので渓流にはワサビの白い花が咲き、道端には深山黄ケマンやカキドオシの青い花も咲いている。 整備している敷地内にはキンポウゲの黄色の花の集団が明るく咲いていた。 その別荘地 奥はきんぽうげ 石垣に深山黄ケマン 付近の民家に植えられている椿は地面を赤く敷き詰めたように花を沢山落としていて、周りの山には山藤の薄紫の花房の蕾も見える。 今日は作業も中休みという気分で、晴れていて内業するのはもったいないので早速山の別荘地の手入れに出かけた。 晴耕雨読(雨カラオケ)と言う言葉があるがまさにその通りの生活ではある。 山の別荘地は暖かい場所では新緑気分だし、また山の上部ではまだ新芽も幼くて、赤シデや犬シデ、沢柴など地味な木の花が咲いている。 華やかな花では道まわりに小葉の三葉つつじの濃いピンクの花が咲きだして目立っている。 野草では野草園の一輪草がようやく白い花を咲かせ始め、湿地周りでは西洋立金花や姫立金花の黄色の花が咲いている。 これは花屋で購入して植えたものである。 また木の下の日当たりの良い場所では小菫、キランソウ、錦衣、筆竜胆、山瑠璃草、叡山菫等がちらほらと花を咲かせている。 木をもう少し間引くと野草がまだまだ賑やかになると思うけど木を切るのも可哀そうで迷う。 今日は上の門回りの舗装道路のひび割れにモルタルを詰めて直す作業をしていた。 今は乾燥したモルタルの元の材料があり、ひび割れの穴に少し水で濡らし、乾いた材料を中に詰めて表面を均してまた上に水を撒くと終了。 あとで表面を金コテで叩くと締まって硬くなり表面も綺麗になる。 そう言えば建築用語でコテ叩きと言う施工方法があったのを思い出していた。 実際に自分の手で作業をしてこの用語を理解出来たなと満足。 モルタルの材料が無くなり、道端の草刈りをしていたがビニールの紐ですると木の細い枝や石があるのですぐに紐が切れてなかなか作業が進まない。 今度はしつかり硬い紐を買わないといけないなと思う。 金属の刃ではしっかり草が切れて楽。 価格が高いけど止むを得なかった。 草刈り等した山の別荘地の道 下りを写している 道端には長葉もみじ苺の白い花があちこちに見える。 綺麗だけどこれは手に当たるとすごく痛いので見つければ切っている。 黄色い実は美味しいのだが。 また南部薊の株があるとこれを根茎から切り取る事にしている。 これも当たると痛い野草である。 また野薔薇もそうでこれも枝を伸ばしているものを切り取る。 枯れ枝が散乱していれば集めて整理し、また焚火に利用する。 そうこうしているうちに牡丹猫の目草の黄色い花の集団を見つけた。 なかなか美しい。 早速花を写してみた。 牡丹猫の目草 実物大 この山では時々、黒つぐみや大瑠璃の囀る歌も聞こえて、暑くも無く寒くもない気持ちの良い一日であった。 楽しく焚火もして枯れ枝や枯草も燃やしてあたりはすっきりと綺麗になったのだ。 ただヤカンで沸かした美味しいお茶を飲む暇が無かったのは少し残念。 ほどほどに山の作業を終え花の里に帰るとまだここは明るい。 花の里の入口 今はここも小葉の三葉つつじのピンクの花が目立つが、まだ水仙やレンギョウも黄色の花を咲かせ枝垂れ牡丹桜のピンクの花も賑やか。 宿根の桜草や青いムスカリも集団で咲いており、雑草の姫踊り子草も通路の中に可愛く咲いている。 ムスカリの花 別荘の庭に植えられたムシカリの白い花も咲いている。 管理棟の雪柳も白い花を見事に咲かせていたが、種がこぼれて周りに生えた小さい株も今白い花を咲かせた。 雪柳と枝垂れ牡丹桜 この木は地質が悪い崖にも生える強靭な木ではある。 山の野草園に持って行って植えたものは今年初めて白い花を咲かせた。 1時間ほど花の里の草刈りをして、あとでのんびりと外の花たちを見ながらのんびりと入浴した。 熊本では大地震が起きている。 人生は山あり谷ありである。 私には今を心豊かに生きることが一番と思っている。 日記前のページへ 日記次のページへ 日記の最初の目次ページへ 花図鑑ホーム |
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